去年、新しいチームのマネジメントを担当することになった際に、自律分散チーム・高頻度ローテーションによる中期的な法務部門の処理能力の底上げというコンセプトでチーム設計してみた。 https://t.co/by6esAZ9hl
— KATAOKA Genichi (@katax) January 29, 2022
多数の事業会社を抱えるホールディングスとして協働する仕組みを作るのはむずかしいが、個々のメンバーは戦闘力が高いので普通に回すだけなら問題ない、というチームを半年くらい受け持っていたときの振り返り。うまくやれたとは到底言えないけど、多くの学びがあったとは思う。
今見ているチームとは性質が真逆なので、その意味でも気づけたことが多かった。
Audibleを再開したのはいいんだけど、どうやってもApple Watchとコンテンツを同期できない(準備中から進まない)ので、ランニングにiPhoneを持ち歩かなければならず、今聞いてる三体が終わったらまた退会してしまうかもしれない。
— KATAOKA Genichi (@katax) February 5, 2022
振り返りの読み返しでこれを見つけたときは、「え、Audibleって再開したの今年だったんだっけ?」と本気で驚いた。そのくらいAudibleは日常に入りこんでいる感覚。
聴き放題サービスとはいえ、話題の本は結構な確率で収録されているので、ランニングする習慣のある方にはAudibleを強くお勧めします。
チームのミッションとかヴィジョンを定めましょう、みたいな活動は仕事でよくやっているけど、ふと、自分自身に、個人としてのミッションとかヴィジョンみたいなものがないから今もやもやした思いをしているんじゃないかって気がしてきた。
— KATAOKA Genichi (@katax) March 13, 2022
これ、今はかなり明確になっていて、それは「小規模法務チームのオペレーションのベストプラクティス(守破離の守)を作る」というものです。昔から興味・感心を持っていたことだけれど、言語化したときにあぁ、自分がやりたかったのはこれだったのか、と納得できたのが不思議な感覚だった。
まぁ、数年したらまた別の何かを見つけているのかもしれないけれど。
タスク確認Mtgについてメンバーから時間の無駄という指摘を受けた意味が最近ようやくちゃんと理解できた。タスク確認はMtgでやる必要まったくなくて、単に状況を把握すべき自分が楽をするためにみんなの時間をまとめてもらっているってだけだったんだよな。確かにメンバーからしたら時間の無駄だわ。
— KATAOKA Genichi (@katax) April 24, 2022
今はこのときとちょっと考え方が変わっていて、少人数チームでタスク確認ミーティングが機能しない場合、チームとしての機能が破綻している可能性があると思っている。他の人が何をやっているか、どういう状況かに興味がないというのは、結構やばいよね、という意味で。
クオリティ担保の方法について、最近考えていた「依頼者からのフィードバックに依拠する」という話をしたところ、依頼者はスピードとか親切さのような成果物の本質的価値以外の良さに重きを置きがちなので、筋悪ではとの指摘を受け、たしかにそのとおりだな、と考えを改めた。
— KATAOKA Genichi (@katax) May 10, 2022
法務未経験のメンバーの立ち上げを強く意識した1年だったので、こういう系の投稿も多かった。
読み返したときにはすでに記憶から抜け落ちているので、(自分が書いたことだから当たり前だけど)そうだよね、なんて感じで同意しちゃってなんだかおもしろかった。
ナレッジ共有について対話していくつか気づいたことがあったので備忘メモ。後でブログにするかも。
— KATAOKA Genichi (@katax) June 20, 2022
まず、ナレッジ共有の取り組みとして、共有することだけではほとんど意味がない。共有のタイミングでは、受け手側に共有された情報に対するニーズは普通はないから。
おぅ、結構良いこと言ってるじゃない、と自画自賛した。惜しむらくは、これも記憶からきれいに抜け落ちていたということ。なんとかならんのか、この揮発性の高さ。
それを理由に、お話しをお伺いしたい方にお時間いただくお願いをしやすくなるというのが、僕に取ってのspacesやイベントを企画する大きなモチベーションの一つになってる。来週の法務互助会のパネルディスカッション(法務の組織化)もめちゃくちゃ楽しみ。
— KATAOKA Genichi (@katax) July 16, 2022
今年始めたことの一つにSpacesはあるなー。
一人喋りもやってみたけど満足感はほとんど得られず、自分は語りたいのではなく、誰かと対話をしたかったのだということを自覚した。
2023年も対話を楽しんでいこうと思います!
数週間前に聞いた「一件ボトムアップ施策のように見えるけど、それはものすごく丁寧にやってるトップダウンだよね」という指摘をここのところずっと反芻している。トップダウン、ボトムアップという両極の間に「丁寧なトップダウン」があって、これをうまく使えるかで組織の舵取りに大きな差が出そう。
— KATAOKA Genichi (@katax) August 7, 2022
2022年夏に大きな山を超えたこともあり、業務外活動を再開できたのも今年の大きなトピック。仕事100%になると充実感は得られるけど、どんどんすり減っていくんだよね。
この「数週間前に聞いた」というのも互助会の突発イベントで、忙しがっていたら触れることができなかったものなので、ゆとりは重要だよねということを実感しています。
こうしさんに「法務としてのキャリアに限界を感じつつある」って相談したら、ミドルエイジクライシスですねって言われて、僕が限界を感じているのはキャリアについてではなく、自分の能力についてだったという事実と向き合う羽目になってしまった。
— KATAOKA Genichi (@katax) September 3, 2022
その閉塞感はキャリアの行き詰まりからくるものではなく、自分の能力の伸びの停滞からくるものでは、という指摘は、残酷だけど向き合う必要があるものだよね。
たった4ヶ月前のことなのにこれも忘れてたw
「できない自分と向き合い、できる自分を大切にする」って、ほんとにでいい言葉だよなーって、小川さんのしくじり法務先生を聞いて1ヶ月経っているのにまだ思い続けている。もはや座右の銘と言っても良いかもしれない。
— KATAOKA Genichi (@katax) October 26, 2022
名言オブジイヤー2022はこちらでした。
といったところで、2022年は大変お世話になりました。
2023年も引き続きよろしくお願いいたします!