というわけで、新株予約権原簿です。
ダミーデータ入り


ダミーデータなし




コピーしてご利用ください。

利用方法は以下の通り。
    新株予約権発行時
  1. 「【入力用】SOサマリー」シートにSOの発行条件を記入
  2. 「【入力用】新株予約権者(氏名・住所・備考)」シートに割当対象者の情報を記入(過去SOを発行したことがある方はすでに記入されているのでこのステップは不要)
  3. 「【入力用】SO異動情報」シートに割当内容を記入(記入済みの行はいじりません)
    退職等による新株予約権消滅時
  1. 「【入力用】SO異動情報」シートに異動内容を記入(異動数はマイナスで記入する)
    新株予約権原簿を生成する
  1. 「【レポート】新株予約権原簿」シートのA1をダブルクリックしてカレンダーを表示し、基準日を選択
    登記用の情報を確認する
  1. 「【レポート】新株予約権原簿」シートのA1をダブルクリックしてカレンダーを表示し、基準日を選択
  2. 「【入力用】SOサマリー」シートのM列以降を参照
    株式分割時
  1. 「【入力用】株式分割履歴」シートに分割日付と分割比率を追記(比率は1株が何株になるかの数字だけを記入すればOK)



この新株予約権原簿でやっていることの解説


簡易DBとして構成している


閲覧用のシート(=レポート)と、データ保持用のシート(=テーブル)を分けています。
なお、閲覧用のシートの内容はデータ保持用のシートからquery関数で抽出しています。
データベース的発想でスプレッドシートを作るということにピンとこない方におすすめの一冊は、こちらです。(もともと、ピボットテーブルって何だ?という疑問に対してはっしーさんにお勧めいただいた本なのですが、データベース発想でスプレッドシートを作る作法についてもとてもわかり易く解説されていて良い意味で驚きました。)


メンテコストが最小限になるように割り切っている


割当・消滅というログについてはすべて記録する一方で、住所については最新の情報のみを保持するにとどめています。
これにより、基準日を過去日に設定しても当時の住所が設定されないという不備が生じてしまうのですが、実務上過去日付のSO原簿を住所の正確性を担保した状態で生成しなければならないケースはほとんど発生しないことに加え、住所変更時に行を足すという動作は直感的でないため、あえてここは割り切りました。


実務上使っているものをベースにしているので多分クリティカルな不具合はないと思うのですが、もしおかしな点を見つけたら教えて下さいませ〜
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このエントリーは、法務系 Advent Calendar 2019の10日目です。

当初、Googleスプレッドシートで作ったメンテナンスコストが超低い新株予約権原簿を共有してクリアしようと考えていたのですが、裏表のこれまでのエントリーを拝見し、単なるtipsみたいなエントリーでお茶を濁すのもちょっと違うなと思い直し、最近良く考えるようになった「正解を追う」スタイルについて書いてみることにしました。

「正解を追う」というのはどういうことか


最近、「正解を追う」というスタイルについてよく考えています。
この「正解を追う」というのは、ある業務に正解があることを前提として、現状とその正解との差分を埋めようとする動きを指しています。これに対し、正解を特に意識しない場合の業務改善は、「今」を基準に、今をより良くする方法を模索するという形を取ることになります。
言ってしまえば軸足の置き場の違いでしかないわけですが、これが長期的に見ると結構な違いを生むのではないか、というのが、今考えていることなのです。

こういった事を言うと、「正解は一つではない」というご指摘を受けることもあるのですが、正解を追うということと正解は一つではないということは、相反することではありません。リソース、業種、組織のミッションなどによって正解は異なるのは当然ですが、その異なる正解をそれぞれが追うというだけのことでしかないのです。

正解は誰が知っているのか


ある程度経験を積んだ方であれば、概ね正解はわかっていると思われるかもしれません。ですが、「概ね」がついてしまう時点でそれは正解ではありません。1足す1は2であって、概ね2ではないのです。
では、その正解を知っているのは誰か、というと、それは全世界にいる先達です。より正確に言えば、先達の知恵の集合体・最小公倍数こそが、正解だと思うのです。
有名な格言に、巨人の肩の上に立つ、というものがあります。
先達が積み上げた知恵を、自分の経験や能力だけで超えることなどできるはずがありません。
その道の第一人者が書いた本を読み、話を聞き、それを実務に適用することが、正解を追う最もストレートなやり方だと思うのです。

ものすごく当たり前のことを書いているなと自分でも思うのですが、他方で愚直にこれをやれる人は多くありません。そもそも積極的に本を読んだり人の話を聞きに行く人自体が少数であり、そのハードルを乗り越えたとしても、読むだけ、聞くだけで終わってしまい、実務に適用するところまでやりきれる人となるとごく少数しかいないのではないでしょうか。

今自分が置かれた環境における正解を目指そうとすると、正解がわからなければ最初の一歩を踏み出すことができなくなりますし、そもそも正解がわからないという状態に居心地の悪さを感じるようになります。
正解を追うというのは中々不便なことであり、また息苦しいことでもあります。だからこそ、理屈としては巨人の肩の上に立つ方が遠くを見通せるとわかっていても、自分の身の丈の目線から見える景色で満足してしまうのだと思うのです。

正解は変わり続ける


一度正解にたどり着いたとしても、安心はできません。前述の通り、正解は環境によって異なり、環境は常に変化し続けるので、当然の帰結として正解も変わり続けるからです。
しかし、正解が不安定で不確かなものであるということは、大きな問題ではありません。なにしろ「一度正解にたどり着いたとしても」ということ自体が非常にあやうい仮定であり、そもそも正解が何かを客観的に正しく把握することは基本的には不可能だからです。
つまり、実際にはそのような前提のもとで、巨人の肩の上に立って得た正解らしきものを追うのが、「正解を追う」の正体なのです。

ただ、正解らしきものと正解は異なるので、盲目的にそれを追うだけでは不十分です。
正解らしきものを、自らが発見し、または他者が提唱する正解とぶつけて、より正しいものを取るというテストする必要があるのです。
そして、このテストは、一度たどり着いた(と自分では思っている)正解に固執してしまう保守性のバイアスを乗り越える良い手段にもなりえます。
実のところ、保守性のバイアスは、正解を追うスタンスの最大の敵とも言えます。苦労して見つけ出した正解であればあるほど、環境の変化についていけず、時代遅れになってしまっていることを認めたくなくなるからです。そのため、常に正解を疑い、テストを続けることは、正解を追うことと必ずセットにする必要があるのです。

正解に固執しているかチェック


前述の通り、一度得た成果に固執してしまうことは、正解を追うことの妨げになるのですが、自分自身で正解に囚われていることに気づくことは容易なことではありません。そこで、シンプルなチェックを考えてみました。
  • 自分の正解に固執している人は、他者が提唱する正解の穴を探すが、そうでない人は他者が提唱するの正解と自分の正解との差分を探す。
  • 自分の正解に固執している人は、自分の正解を否定されると反発するが、そうでない人は検証を始める
  • 自分の正解に固執している人は、他者による自分の正解と異なる正解の提唱に反論するが、そうでない人は無視する

思いつきで考えたものですが、方向性としてはこういうことではないかと思っています。

最後に


最近、様々なすごい方からお話をお伺いする機会を頂いているのですが、やはり第一人者の方の話を聞くのは本当に勉強になります。
蛸壺と称されがちな法務だからこそ、どんどん人と会って、話を聞きに行きましょう!
(時間切れ目前になって締めがめっちゃ雑になってしまった)

というわけで、次はにょんたかさんです〜
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法務系AdventCalendar2019の7日目エントリーを執筆されたNakagawaさんに先週お時間をいただき、お話をお伺いしてきました。

Nakagawaさんは、上記エントリーでも触れられていらっしゃるとおり法務からコンサルタントに転身された方で、僕が所管を法務から管理部門全般に広げたのとNakagawaさんお転身とが時期を同じくしていたことから、Twitterでたまに言及される領域変更の難しさに一方的にシンパシーを感じており、いつかお話をお伺いしたいと思っていました。

法務から他職種への転身に関するエッセンスは上記エントリーをお読みいただくとして、こちらでは二人で共感しながら話した転身の実体験について掘り下げたいと思います。

実際に実務をやっていない状態の勉強は、実務にはそんなに役に立たない


僕は去年の撤退エントリーでの反省点の一つとして、領域を広げる前に他領域の情報をもっとインプットしておくべきだったといったことを書きましたが、この点についてNakagawaさんから、実務をやる前の勉強と、実務に携わってからする勉強は全く質が異なる旨のご指摘を頂きました。
確かに、自分に何が足りていないかがわかっていない状況の勉強は、必死さという意味でも、ポイントの精度という意味でも今ひとつになってしまうのは自然なことで、予め必要な情報や知見をインプットした上で転身に備えるなんてことは、アサインされたあとキャッチアップするよりずっと難易度が高いことなのだろうと思います。つまり、転身に伴う苦しさを、直前のインプットによって事前に緩和することは基本的にはできないのです。
ではどうするか、という点についての一つの解は、先日中根さんからお伺いしたお話にもあった、法務の仕事をしながら、法務以外の仕事にもどんどん絡んでいくという姿勢なのだろうと今は思っています。Nakagawaさんのようにコンサルタントに転身したいのであれば経営企画やマーケ部門の業務に絡んでいく、管理部門所管役員になりたいのであれば、人事・経理・財務の役割も平時から分担するなど。
そうすることで、自分に足りないこと、わかっていないことが可視化され、意味のある勉強ができるようになるのかな、と。

わかった瞬間は、超気持ちいい


領域が変わったときの苦しさの正体は、正解がわからないことにあります。
正解がわからないとどうなるかというと、だいたいこんな感じになります。
・正解がわからないので、当然成果は的外れです。
・軌道修正しようとする質問も的はずれです。
・成果も質問も的はずれなので、決裁者はがっかりします(そしてそれがこちらに伝わってきます)
・どうすればいいのかわからないので、PCを開いても手が動かなくなります

どうですか?読むだけで苦しくないですか?
これ、実際に超苦しいんです。
Nakagawaさんがこれの苦しさをどう乗り越えたかと言うと、コンサルタント特有のPJ間のアイドリング期間に、ひたすら過去受けた指摘を振り返ったり、できるコンサルタントの資料を写経したりしたのだそうです。つまり、シャープに正解を抑えに行ってるんですよね。問題解決のプロたるコンサルタントの面目躍如って感じですが、心底すごいなって思いました。そしてその結果、(具体的なエピソードを書くのは憚られるので結論だけ書いちゃいますが)次のプロジェクトで正解を出していらっしゃるんです。
その話を聞いたとき、ちょっとおしゃれなレストランで不相応に大きな声で「超気持ちいいですね!」って言っちゃいました。んで、何人かこっちを振り返りました。しょうがないですよね。だって、超気持ちよかったんだもん。

法務から他職種への転身に、法務の経験は役に立つか


この点はNakagawaさんのエントリーでも触れられていますし、裏のcoquelicotlogさんのエントリーでも取り上げられていますので、まずはそちらをお読みください。

・・・読みましたか?
まぁ、こう書いても実際に読みにいってくれる方なんてほとんどいないことを僕はもう知っているので続けちゃいますけど、結局一言でいうと、法務から他職種への転身に、法務の経験はそんなに役には立たないが、結論なんですよ。残念ですが。
法務が他職種との決定的な違いは、論理的思考力や交渉力や問題解決力なんてところにはありません。そんなスキルは他部署のメンバーも普通に持ち合わせています。ではなにが違いなのかというと、それは法律知識や、法務実務の知見の有無でしかないと思っており、そんなものは他職種への転身を成功させることには寄与しないんです。coquelicotlogさんがおっしゃるとおり「役に立つ」ことでしかない。
これはつまり、転身を成功させるためには、法務特有のスキルではないところで勝負して勝たなきゃならないということであり、しかも、勝負の相手は、すでにその道で経験を積んだ人たちであるというのが、法務からの転身の実態なのです。
だからこそ、中根さんや、Nakagawaさんや、coquelicotlogさんや、はっしーさんのように、法務から飛び出てご活躍されている方を見ると、心から尊敬の念を覚えるのです。

ちなみに、法務から他職種への転身に際しての法務の経験の寄与は限定的ですが、更にその後法務に戻った際の「他職種に移った」という経験は、法務業務の品質向上にかなり強く寄与すると感じており、この点もいろいろな方のお話をお伺いしつつ、別の機会にまとめたいと思っています。

といったところで外出しなければならなくなったので、推敲ゼロでエントリー!(後で修正するかもしれません)
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法務を飛び出て管理部門を管掌する取締役にチャレンジしたタイミングでちょうどBusiness Lawyersの第6回 一人法務からバックオフィスの責任者へ - 法務のスキルでキャリアを拡大という記事を拝見して以来、機会があったら一度中根さんのお話をお伺いしたいとずっと思っていたところ、サイボウズのむつみめもさんにお繋ぎいただき、お会いするチャンスをいただくことができました。IT法務互助会ばんざい!

上記記事にもある通り、中根さんは現在サイボウズのバックオフィスを統括する責任者になられており、法務からガチマネージメントコースへと進まれた稀有な方のお一人ということもあって、お話をお伺いするにうちに、同じような役割から早々と撤退した私自身が抱えていた反省点や悩みがスルスルと解きほぐされていくような(そういった表現が適切かはわからないのですが)とても心地よい1時間でした。中根さんの人間的な魅力、人を惹きつける力の強さはすごいので、転職を考えている法務の方は、一度サイボウズさんの募集にエントリーすることをおすすめします。(2019/11/22現在、サイボウズさんは契約担当の法務を募集されています

中根さんのキャリアについても色々お伺いしたのですが、上記記事を始めとしたウェブメディアに詳しく記載されているので、ここではお伺いしたお話の中で、極々個人的に特に心に残ったポイントに絞って触れたいと思います。

「M&Aの過程でDDをする際、財務・経理面ではわからない言葉や概念がたくさんでてきて、それを片っ端から経理の同僚に聞いて教えてもらったんです。」


M&Aに際しては、大きく分けて事業、法務、人事、財務・経理といった領域でDDを行うことになりますが、特に一人法務の会社では法務DDだけで手一杯になり、他領域について興味関心を払う余裕がないのが通常なのではないかと思います。激務の中、法務に閉じることなく他領域にも好奇心を持つ姿勢で日々の業務にあたっていらっしゃったことは、領域を広げる際に何よりの力になったのではないかと想像しました。
「物怖じせず飛び込んでいく性格なんです」と軽やかに笑っておっしゃる姿を見て、大変なことを自然体でやれる凄みを感じるとともに、1年前の自分の蹉跌の原因の一つは、法務に閉じていた過去の自分にあったのだということを改めて自覚しました。普段からトレーニングしていなければ、いきなりトラックに立っても走れるわけないんですよね。当然のことではありますが、法務としてそれなりにこなせるようになったことで、この当たり前を忘れてしまっていたのかもしれません。いずれは法務以外の領域にも、という想いを持っている方は、明日から他部署の業務に首を突っ込んでいった方がいいですよ。その時が来てからじゃ、遅いんですからね(自戒)

「法務部長を後任に引き継ぐとき『ものすごく楽しい仕事なんだよ。本当に。すごく楽しいから、楽しんでね。』って言って引き継いだんです。」


後任の立場からすると掛け値無しで最高の引き継ぎコメントだな、と思うとともに、中根さんのような方にとっても、ステージを一段上げるということは、いわゆるコンフォートゾーンを飛び出るということに他ならないのだという事実を再確認しました。
実際、しっかり回せている実感をもてているときの法務部長って、最高に楽しい仕事だと思うんですよね。難しい業務がどんどん降ってくるのでやりがいも学びもあり、成長している実感も得やすいですから。そんな業務を後任に託して新しいチャレンジをする選択肢を選ぶ際の複雑な気持ちは、「昇進おめでとうございます」という文脈には乗らない重要な要素だなと思いました。

「私は、この社会に対して個人的に抱いている問題意識があるんです。怒りと言ってもいい強さの問題意識。そしてこの会社においては、私はその問題の解決に取り組める立場にいる。」


今回、一番ハッとしたご発言がこれでした。
昇進するということは裁量が大きくなるということであり、それはつまり自分の影響力が大きくなるということを意味します。例えば、最近もまた例の報告書がきっかけで話題になっている法務部門のあるべき姿について言えば、Twitterであれこれ論評しているだけでは社会へのインパクトはほぼ皆無です。しかし、もしあなたが法務部門の責任者であれば、少なくともその会社の法務部門のあり方は、あなた次第でかなりの程度変えることは可能なはずであり、ある会社が変わるということは、その程度において社会へ影響を及ぼしていると言えます。決して大きなインパクトではありませんが、もっともらしいことを好きなように言い放っているだけの外野とは雲泥の差であることは間違いありません。
敢えて波風の立つ言い方をするならば、「ぼくのかんがえたさいきょうのほうむぶ」的な無責任さの対極にある強い当事者意識を感じた瞬間でした。


なお、上記は、1時間という限られた時間の中で多岐にわたる話題をお伺いする中で私自身が感じたことを記載したものであり、中根さんのご見解とは一致しない可能性がありますので、その点はご留意ください(カギカッコ内も録音等をしていない私の記憶からの引用なので、中根さんのご発言を正確引用したものではありません)

それでは!
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以前、無資格法務のキャリアパスについてというエントリーを書いたのですが、そちらをご覧頂いたクラウドサインの事業責任者の橘さんからこのようなコメントを頂き、なるほど、と思いながらも実感がなかったため、何のリアクションもできずにいました。
再転職後のリハビリも概ね終わって目の前の仕事以外のことを考える気持ちの余裕が生まれてきたこともあり、改めて橘さんに詳しいお話をお伺いしたい旨をお願いしたところ、ご快諾いただけました。ご多用の所、個人的な質問にも関わらず快くご対応いただき、本当にありがとうございます。
橘さんからお伺いしたお話は非常に示唆に富むものであり、私の中だけに留め置くにはあまりにもったいないと感じたため、橘さんのご了解のもと、会話の一部と、そこから私が考えたことをシェアしたいと思います。


【片岡】法務がバックオフィスからビジネスサイドに移ろうと思ったときのキャリアにどのようなものがあるのでしょうか。
【橘】例えば「法務業務の効率化に関するコンサルティング」という役割は、弁護士ドットコム内で既にチームを既に組成しています。具体的には、クラウドサインや、当社の投資先のプロダクトであるhubbleやLAWGUEなどを使って業務の最適化を支援するサービスです。
【片岡】法務業務の効率化のオーダーは、法務から出るのでしょうか?それとも、法務を所管する役員から出るのでしょうか?私の感覚では、法務が自ら業務の効率化にコストをかけるイメージがないのですが。
【橘】法務部門の責任者からのオーダーが多いですね。最近どんどん出てきている各種リーガルテックサービスを活用すれば、これまで抱えていた問題を解決できるのではないか、という思いを背景に、具体的なノウハウを知りたいというニーズがあるのを感じます。
【片岡】スキルとしてはどういったものが必要になるのでしょうか?
【橘】各社が抱えている個別具体的な課題を抽象化したうえで解決法を模索するスキルは必要になると思います。そのスキルを持っていれば、経験を積めば積むほど抽象化した課題とその解決策をストックすることができ、大きな武器になりえます。
リーガルテックという言葉は独り歩きしがちですが、AIが人を代替する、といった一足飛びの目標を掲げるプロダクトにではなく、日々の業務を支援する地に足のついたプロダクトに目を向けると、それを使うか否かで業務の品質と効率に格段の差が出るサービスは既に数多く登場してきています。しかし、急速に多種多様なサービスが登場していることから何をどう使えば良いのかの判断がつかず、結局すべてを見送っているという方も少なくないのではないでしょうか。この点について、各社の悩みに応じた最適解をズバッと示してくれるのであれば、たしかに魅力があるな、と感じます。(僕自身も知りたい。)
そして、難しい仕事だとは思いますが、この仕事を数年経験したら、ものすごい質と量の知見を蓄えられているのだろうと思います。ぜひ、そのエッセンスを書籍化してほしい!


【片岡】そのようなサービスに法務出身者が携わる意義はあるのでしょうか?むしろ、「法務の常識」に囚われてゼロベースのベストな施策を検討できず、ベターな(ありきたりな)施策を提案してしまう恐れはないでしょうか。
【橘】出身がどこかではなく、能力の問題でしょう。法務の常識を知りながら、それに囚われない人は確実にいます。例えば、【具体的な人名複数名】さんなどは、やろうと思えばすぐにでもやれると思います。
【片岡】そういったエクストリームな方であれば、確かにできるだろうと思えます。ただ・・・間違いなく採用できないですよね(笑)
【橘】えぇ、できないでしょうね。その意味で、ただ能力的にやれるというだけでなく、受け入れる会社の求人条件と合致する必要があります。そして、求人条件は、取るリスクによって変わるものでもあります。
【片岡】といいますと?
【橘】具体的に言えば、最初の一人としてリスクをとって入ってくる人に出せる報酬と、その他大勢とでは違うということです。また、逆に数年前であれば当社でもそのようなポジションは募集していませんでした。自分がチャレンジできると思ったタイミングで、受け入れる会社側も同じようにチャレンジしたいと思っているとは限りません。ある意味でタイミングは、他の要素よりずっと重要なのです。
無資格の法務パーソンにとって、これからのキャリア事情は今より厳しくなることはあっても、楽になることはないはずです。そんな中でのキャリアパスの一つとしてビジネスサイドへの転身という選択肢は魅力的な輝きを放つ一方で、これまで積み上げてきた経験をゼロリセットせざるを得ない苦しさも双子の片割れとして常に孕みます。そのような中で法務のキャリアを活かすことができる転身があるぞと言われると身を乗り出したくなる人も多いのではないでしょうか。とはいえ、身を乗り出したほとんどの方も、しばらくするともっともらしい理由を口にして首をすぼめてしまうのもまた事実です。
ある分野で第一人者になるもっとも手っ取り早い方法は、誰よりも早く初めて、誰よりも長く続けることなのですが、実のところ何かを誰よりも早く始めることができるチャンスはそう多くありません。もしかすると、リーガルテックの勃興期に居合わせた我々は、「誰よりも早く始める」チャンスを持っているのかもしれません。


【片岡】これからの法務と、これまでの法務の違いはどのような点に現れると思われますか?
【橘】一つあるのが、ツールを使いこなせることが明確な付加価値になる時代はすぐにやってくると思います。例えば、セールスの担当がセールスフォースの正しい使い方を理解していることは現在間違いなく付加価値になっていますし、マーケも同様です。法務も同じように各種ツールを使いこなせることが付加価値になる、または必要条件になるという時代は近く訪れると思います。
一時期、AIに仕事を奪われる職種、みたいな言説が世を賑わしたこともありましたが、考えてみると、ツールを使いこなす(ことで生産性をブーストした)人が、そうできない人の仕事を奪う世界に変わるのは、AIが人の仕事を奪う未来よりもずっと早いようのだろうと思います。
また、勘違いしてはいけないと思ったのは、現時点で有効な特定のツールを使えるかどうかという点は大きなポイントではなく、新しいやり方に合わせられる柔軟性・リテラシーと、より良いやり方をいち早くキャッチするアンテナの感度の方が重要であるということです。むしろ、特定のツールに固執してしまい、よりよい別のやり方に移行できなければ、それは「使いこなしている」とは言えないわけですから。

ーーー
上記以外にも様々なお話をお伺いし、大いに刺激を頂いた濃密な1時間でした。
やっぱり、最前線で道を切り拓いている方のお話は、最高におもしろいということを再確認しました。
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はじめに


現職では久しぶりに一人法務に戻ったこともあり、1から10まで自分でやってきたのですが、良い方がいたらアルバイトであればアシスタントを雇えることになり、bosyu経由で司法試験受験生の方を採用し、先月から稼働を開始していただいています。
実務としては反社チェック、契約書保管を始めとしたマニュアルベースの業務から、契約書の一次チェック、リサーチ、マニュアルのリバイスといった一歩踏み込んだ業務まで担当してもらっているのですが、当初の想像を遥かに超えたスピードと品質でバリバリ活躍してくれているので、(n=1なので当社に来ていただいた方が特別に良い方だったという可能性はあるものの)皆さんにもぜひおすすめしたいと思い、久しぶりにブログを書くことにしました。

司法試験受験生をアルバイト雇用するメリット


正社員よりも気軽に雇える
1人や2人で回している小規模な法務において、「もうひとり雇う」ことのハードルは非常に高いもので、それ故にギリギリまで現有戦力で戦い、疲弊しきって倒れる寸前まで採用活動を開始しないケースは少なくありません。というか、そうなるのが普通とすら言えるかもしれません。
ところが、一口に法務といってもスキルセットやマインドは様々であり、そう簡単にピッタリの人材と出会うことはできません。また、正社員を雇用するとなると、スキルだけでなくカルチャーフィットを見る必要があったり、「外すわけにはいかない」というプレッシャーから選考も保守的になりがちです。
他方、アルバイトであれば、社内手続きとしても、採用側の気持ちとしても、正社員と比べるとフットワーク軽く採用することができます。10人が11人になるときはある程度選択の幅を取れたり、妥協が許容されるところもありますが、小規模法務における増員においてはそういうわけにもいかないという事情に鑑みても、1人月未満の工数をアルバイトの方に提供してもらうことは滑らかな組織拡大のためにとても有用です。

ある程度安心して秘密情報を取り扱わせることができる
法務は秘密情報を取扱えないと仕事にならない部署ですが、何のバックグラウンドもない短期雇用の方に秘密情報を取扱わせることには躊躇してしまい、これが法務におけるアルバイト雇用のハードルの一つになっています。
この点、司法試験受験生は、秘密保持義務の意味を正確に理解できることが期待できることに加え、仮に秘密情報を漏洩してしまうと自分の将来を完全に棒に振ることになるわけで、カジュアルな秘密情報の漏洩も含めると、むしろ他部署の正社員よりも意識が高い可能性があり、秘密情報の取扱いを伴う業務を担当していただきやすいといえます。

被用者にとってもメリットがある
司法試験受験生が仕事をする際、ネックになることの一つに「勉強・試験との両立」があります。
その点、法務部員は試験に対する理解があり、いつ頃ピークが来るのか、どのような勉強しなければならないのか、また、どの程度のプレッシャーが掛かっているのかという点について、説明しなくてもわかってもらえる(それゆえに日程調整も気軽に相談できる)という点は、かなりのメリットになるのではないかと思います。
また、業務内容としても、試験科目とは関連が薄いことが多いとはいえ、法律を全く使わない業務よりも司法試験と親和性が高いのは間違いないはずです。何より、合格後に弁護士になる場合、法律事務所に勤務するにせよインハウスになるにせよ、法務部門の実務を肌感で掴んでいることは、財産になるはずです。

日本語能力が高い
ちゃんとした教育を受けた人でも、ちゃんとした文章を書けるとは限りません。
その点、論文試験の勉強を通じて文章で主張を伝えるトレーニングをしている司法試験受験生は、伝わる文章を書けることが期待できます。
法務であれば当たり前にもっているスキルですが、これをアルバイトの方に求めることができるということは非常に大きなアドバンテージだと思います。

空き時間が無駄にならない
優秀な方であればあるほど、渡した仕事をどんどん処理してしまい、「次に何をやればいいでしょうか?」という状態が生まれがちです。
普通のアルバイトであれば困ったことになってしまうのですが、司法試験受験生の場合は「この本読んでおいて」と、業務上必要になる法律実務書のインプットをしてもらうことが可能で、実務的にはこれはものすごく楽です。

良い採用をするために


採用のタイミングは、合格発表(正確には不合格発表)直後がお勧めです。
また、合格に近い方、具体的には来年合格できそうな方に来ていただく方がお互いハッピーになりやすいと思います。(まだまだこれからという方は、仕事にパワーを割くとどっちつかずになってしまうおそれがある)
採用チャネルが問題ですが、僕は会社の許可をとって自分のtwitterアカウントでbosyuを使ってダイレクトリクルーティングをしました。これは良いチャネルがあれば逆に聞きたいところです。




ではでは
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SaaS利用規約ナイトに参加し、想像の5割増しくらいで発見があったので、少し時間が経ってしまったけどメモを残しておく。
  • SaaSとかサブスクリプションモデルという言葉は、純粋にその語句が示す意味だけでなく、ユーザーとの継続的関係を基礎とするビジネスモデルという意味合いで用いられている。これはおそらくSaaSやサブスクだけでなく他の言葉でも起きているはずのことで、同時に語義に忠実な(傾向がある)法務畑の人が足をすくわれやすいポイントかも知れない。
  • SaaSの提供企業では、ユーザーとの継続的関係を構築するために何をすべきか、どうすべきか、という発想でCSやマーケやセールスは動いているし、当然バックオフィスも同じ発想で判断する必要がある。ただ、何らかの判断を迫られたときに、クライアントとの関係の保全と、リスクヘッジのバランスを取ることは容易ではないはず(会社を守ればいいならそっちのほうが100倍楽)。
  • 利用規約は契約書と比べるとそれに対する同意はおぼろげであり、かといって法律のように民主的な正当化プロセスを経ていない以上、その内容の妥当性を自ら担保する必要性が高いし、一期一会ではないSaaSにおいてはその傾向はさらに強くなる。暗黙の了解のど真ん中を捉えるセンス、そこから外れた特約についてスムーズかつ最小限のハレーションで同意を取り付けるセンス、時流の変化を掴むセンス、みたいな、これまでとは違うセンスが必要になってくるのかも。で、自分はそれについていけるのだろうか・・・という危機感を覚えた。
  • 利用規約は、これまでもっぱらサービスプロバイダを守る盾として位置づけてきたので、多少書きすぎでもOKというところはあったし、要約なんてリスクファクターでしかないと思っていたけど、利用規約をクライアントとのコミュニケーションツールと位置づけるとそうも言っていられないよね。

開始10分前に到着したのに結構な埋まり具合でいい席座れなさそうだな、と思ったけど、一列目のど真ん中が空いていたのでラッキーだった。
本イベントは実況OKだったので、久しぶりにTwitterで実況をしたんですけど、小休止の時間に自分の中を通り過ぎていった言葉が高速で再構成されて花火みたいに気づきがポンポン産まれてくる快感はちょっと他では得られないものなので、可能なときは皆様も実況しながら聞くことをおすすめします(すっごく疲れるけど)
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商標関連で良い本に出会ったのでご紹介。
書籍名:Q&A商標法律相談の基本−商品名検討からプロモーションまで−

概要


書名には「基本」とあるが、弁護士・弁理士を想定読者においていることもあって論点のカバー範囲も言及の深さも十分。
商標関連で本書に載っていない知識は弁理士に聞くと割り切っても問題ない印象で、商標関連で一冊だけ手元に置くならこれという感じ。

こんな方におすすめ


商標関連の知識が以下のレベル感の方にはハマりそう。
・類似群コードが法的にどのような意味を持っているのか正確には知らない
・ロゴ商標と文字商標は別商標として取るべきか、理由を明示して回答できない
・外国語表記と読み方を2段で商標登録すべきでないケースを説明できない
・商標的使用の限界を正確に理解できていない

ちなみに、僕は完全に上記に当てはまる感じだったので、めっちゃドッグイヤーしまくりました。

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約5年前、技術評論社の傅さんから「雨宮さん、橋詰さんと一緒に利用規約の本を書きませんか?」とお声掛けを頂いたことが、本書良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方に関わることとなったきっかけでした。

当時、書籍づくりについて、雑誌への寄稿のボリュームアップ版程度の甘えた認識しか抱いていなかった僕は、深く考えることもなく二つ返事でお引き受けしたように記憶しています。
しかし、ある意味自分が書けるテーマについてだけ好きなように書かせてもらえる雑誌への寄稿と、特定のテーマについて、実務の役に立つ解説書を作り上げる書籍づくりとの間には、その困難さにおいて大きな隔たりがありました。

豊富な実務経験と知識を持つAZX法律事務所の雨宮先生と、今では「サインのリ・デザイン」編集長として「その時実務家が知りたいトピック」をいち早くカバーすることで抜群の存在感を発揮する橋詰さんのお二人ととでなければ、良い悪い以前に、完成にまでたどり着くことすらおぼつかなかったのではないかと思います。

初版の執筆時と同様、今回刊行される改訂版の執筆の際も、共著者三名で遠慮せずに徹底的に直しを入れ合いました。中には、一度書いたにもかかわらず、「ウェブサービスの実務的には重要ではなく、ノイズになる。」として大胆に削り落とした部分もあります。
敢えて確認したわけではありませんが、すべての判断基準は、「実務の役に立つか」という点で、共著者間の認識は共通していました。

技術評論社の傅さん、秋山さんのお力添えもあり、改訂版を初めてお手に取られる方にとってはもちろん、初版をお買い上げ頂いた皆様にもしっかり価値をお届けできる内容に仕上がっていると思います。
技術評論社ウェブサイト内の本書の紹介ページからECサイトの予約ページにリンクされていますので、ぜひお手にとって頂ければ幸いです。

一人でも多くのウェブサービス運営者の方のお悩みの解決に、本書を通じて貢献できればこれ以上の喜びはありません。

最後になりましたが、技術評論社の傅さん、秋山さん、とてつもないクオリティで英語版利用規約のレビューをしてくださったAZX法律事務所の林賢治先生、利用規約・プライバシーポリシーのパブリックコメントをお寄せいただいた皆様、そして何より共著者のお二人に、心から御礼を申し上げます。

それでは!
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GitHubでドキュメント管理というのはすごく「techしてる」感があって文系職種としてはワクワクするのは事実ですし、実際始めてみればレビューのスムーズさや堅牢性などの点で利便性がすごく高いのは間違いありません。

他方で
  • 最初に全規程をmarkdown化するのがめっちゃ大変。特に表は、移植時に一度死に、改定時にもう一度死ぬことになる。
  • 全社員がgithubアカウントを持っている会社じゃないとGitHubPages化が必要
  • そもそも法務にアカウントが付与されていないと導入に際して追加費用が発生することになる
  • 修正内容によっては改定箇所の強調表示が分かりづらいことがある
  • 上の人がGitHubでやることをおもしろがってくれない会社では導入のハードルが高い
といった難しい点があるのも事実です。

そこで、規程管理が辛い状態だけど、GitHubを導入してなんとかするほどでもないという皆様におすすめなのが、Googleドキュメントでの規程管理です。
Googleドキュメントは、プルリク→レビュー&approveみたいな堅牢性はありませんが、大抵の会社では全社員がアカウントを持っていて追加費用は不要で、表も箇条書きもWYSIWYGに作れます。

具体的な手順はこんな感じ

最初の準備

  1. おそらくWordで管理されている最新版をGoogleDrive上に作った規程集フォルダにアップロード
  2. しっかり規程のフォーマットが構造化されていればほとんど破綻なく変換されているので過去の自分に感謝する(そうでない人は過去の自分を呪いつつ体裁を直す)。
  3. 規程集フォルダを閲覧権限で全社員に公開
  4. 法務部員等の規程の改定作業をする実務担当者だけに編集権限を付与する。

改定手順

  1. 改定したい規程を開き、提案モードで改定したい内容をガシガシ書いていく。(注:提案モードで編集した内容は、承認するまで閲覧権限ユーザーには見えません)
  2. 改定案作成後、docx形式でダウンロード
  3. いつものようにフォントがダサくなっているのでフォントだけ一括変換
  4. 変更案が変更履歴の形式で表現されているのでこちらで決裁を取る
  5. 決裁完了後、再度規程を開いてすべての提案を承諾して、リリース完了
  6. うっかり編集しちゃったときに戻れるように、版の名前を「●年●月●日決議版」みたいに変更しておく

いかがでしょうか。
「えっ、マスター版を直接弄っちゃうの?」とか、「間違えて、または意図的に編集モードで編集されたら、公開されてる規程が変わっちゃうじゃん」と思った方。
あなたはまともな感覚の持ち主です。
そして、まともな感覚の持ち主であるがゆえに、規程管理みたいなどうでもい・・・じゃなかった、地道なタスクで苦しむ羽目になってしまっているのです。
重要な業務とは言え所詮は社内のルール。
何かあっても死ぬわけでもないんだし、いざというときは履歴をたどれば戻すことは可能なわけですから、ここらは一つ「こまけーこたーいいんだよ」というスタンスのやわらかな規程管理で苦しさから自分を開放してあげてはいかがでしょうか。(というスタンスが許容される規模・ステージの会社に限られるので、その点はご注意ください。念の為。)

ちなみに、この管理方法を採用すると、気になったポイントを提案モードでガンガン書き込んでいけるため、「細かいから次の改定にまとめよう」と先送りにされた挙げ句に結局忘れ去られがちな軽微修正なども確実に抑えていけますし、コメント機能で簡単な議論も可能です。
↓適当に拾ってきた就業規則でやってみたイメージ
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というわけで、久しぶりの法務関連の雑記でした。
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