先日、義理の弟からミスチルのライブDVD「シフクノオト」を借りたので、お酒を飲みながら眺めていたんだけど、僕にとっての(そして多分僕たちの世代の多くの人にとっての)ミスチルって、やっぱり特別なんだよなぁ、と、改めて思ったのですよ。

これは別に曲が好き、とか、ミスチルのファンだ、とかそういったことを超えていて、あの金属的なボーカルが優しいメロディに乗っかっているのを聞くだけで問答無用で瞬時に学生時代に引き戻されちゃうような、そういった不思議な感覚を覚えるんですよね。
ポルノグラフティだって好きだけど3年前に引き戻されるような感じはしないし、ビル・エヴァンスだって好きだけど50年前に引き戻されるような感じはしないし、ブラームスだって好きだけど150年前に引き戻されるような感じはしないから、やっぱりミスチルは特別なんだと思うんですよね。(まぁ、150年前に生でブラームスを聞いていたわけじゃないけど)

で、アンコール(だと思う。あまりにも長かったから自信ないけど)で演奏されたMirrorが流れたときなんか、「あ〜、この曲、ケンさんが好きだったよなぁ」から始まって「あのカラオケボックス、いつもタバコくさかったよなぁ」とか「留守電聞いてやっと家庭教師すっぽかしていたことに気づいたことあったよなぁ」とか「真冬に外で電池が切れるまで長電話したこともあったよなぁ」なんて記憶が映像を伴って怒涛のように蘇ってきたせいで、ひそかにちょっと涙ぐんでしまったのでした。

大体、
人前で泣いたことのない、そんな強気なあなたでも
絶望の淵に立って迷う日もあるでしょう
「夢に架かる虹の橋、希望の光の矢、君を包むオーロラのカーテン」
そのすべてが嘘っぱちに見えて自分を見失いそうなときは
あなたが誰で何のために生きてるか、その謎が早く解けるように
鏡となり傍に立ちあなたを映し続けよう。
そう願う今日この頃です。
(Mr.Children「Mirror」より記憶を頼りに抜粋)

なんてことをやさしく微笑みながら歌われた日には僕が女の子だったら5秒ももたずに君の瞳にフォーリンラヴなわけで、圧倒的にずるいと思うのですよ。
いや、何がどうずるいのかはわからないけど、なんとなくずるいと思いませんか?
思いますよね?
ですよね?

いやはや、昨年のくるみに続いてまたもやミスチルに激しく心を動かされてしまうことになろうとは思いもしませんでした。
にんともかんとも。拙者もお手上げでござる。