2009年04月

というわけで、LAW launcher3.1.2をリリースしました。
ダウンロードはこちらから

バージョンアップの内容は以下のとおりです。
・条文ジャンプに合わせて目次もスクロールする機能を追加
・目次でどの条文が選択されているかの表示をわかりやすくした
・内蔵ブラウザでスクリプトエラーを検出した際にエラーを表示しない設定に変更
・法令ウィンドウのコンテキストメニューに、選択中の単語でページ内検索をする項目を追加
・オフライン時かつ保存済み法令ファイルが無いときは法令ウィンドウのオープンをキャンセルする設定に変更
・同梱しているLAW.xmlを1.06にバージョンアップ

ではでは。
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親戚「お仕事は?」
ぼく「法務です。」
親戚「ホームレス?」
ぼく「法務です。」
親戚「え?」
ぼく「え?」
親戚「ホームレスっていいました?」
ぼく「はい。法務です。」
親戚「大変なんですね。」
ぼく「そうでもないですよ。外に出ることも少ないですしね。」
親戚「公園ではなくて、駅とかなんですね。」
ぼく「え?」
親戚「え?」
ぼく「ビルですよ。」
親戚「ビルなんですか。」
ぼく「32階なので、晴れた日は富士山が見えますよ。」
親戚「え?」
ぼく「え?」
親戚「毎日どんなことをしているんですか?」
ぼく「一言で言ってしまえば、リスクのチェックですね。」
親戚「やはり、危険と隣りあわせなんですね。」
ぼく「そうでもないですよ。実際トラブルになることは結構少ないです。」
親戚「そうなんですか?」
ぼく「はい。」
親戚「西成とか、地域によるのかもしれませんね。」
ぼく「え?」
親戚「え?」
ぼく「でもまぁ、法務がないってのも、そう珍しい話ではないですよ。」
親戚「ニュースで見ました。派遣切りとかですね。」
ぼく「え?」
親戚「え?」
ぼく「ソニーなんかだと、法務の人だけで100人以上いるらしいですよ。」
親戚「ソニーホームなんてありましたっけ?」
ぼく「当然ありますよ。電機メーカーなら当然だと思います。」
親戚「え?」
ぼく「え?」
親戚「電機メーカーが?」
ぼく「はい。法務です。」
親戚「ホームレス?」
ぼく「はい。」
親戚「え?」
ぼく「え?」
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昨日の続き。

昨日思うに任せて(今日もそうだけど)書いたコンプライアンスの本質を手っ取り早く実感してもらう方法としては、以下の二つの質問が有効だと思っている。

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その1
あなたの子供が学校でいじめに加担していることを知りました。
あなたは、あなたの子供にいじめをやめるようにいいますか?
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この質問には、たいていの人がYesと答える。
まぁ、当たり前だ。
というわけで、この質問にYesと答えた人に続けて質問する。

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その2
あなたの子供が学校でいじめに加担していることを知りました。
いじめの対象になっている子供は、以前別の子のいじめに加担していたが、それが嫌になっていじめをやめたところ、新たないじめのターゲットになってしまったとのこと。
過去の経緯からすると、今回もいじめをやめた人は次のいじめのターゲットになることは容易に予想できます。
それでも、あなたは、あなたの子供にいじめをやめるようにいいますか?
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最初の質問にためらい無くYesと答えた人であっても、想像力に欠ける残念な人以外は、二つ目の質問には大抵戸惑うことになる。
なぜなら、これは紛れも無いいじめの実態であり、現実であるということ、そして同時に「いじめはいけない。」という至極当然の規範でさえ遵守するのがためらわれる状況が、そこかしこの小中学校に普通に存在しているという現実に気づくからだ。

これが、コンプライアンスの最大の敵「悪いのはわかっているけどやめるわけにはいかない」の正体に他ならない。
そして、こういった閉塞した状況を解決できるのは、心構えやあるべき論ではなく、テクニックであり、システムでしかないと思うのだ。



というわけで、出社してきまーす
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久しぶりにコンプライアンスの話。

コンプライアンスというと、どうしても「ルールを守りましょう」という話が主になってしまいがちだけど、前職でコンプライアンス関連業務を担当した経験からすると、こういった発想をコンプライアンスという概念が根付いていない会社に持ち込んでも何の意味も無く、場合によっては「はいはい、わかりましたわかりました」的なコンプライアンス離れを誘発してしまうという意味で有害だと感じる。

つまり、コンプライアンスの周知にあたっては、こういった「心構え」のようなものはできるだけ隅に追いやっておく必要があるということだ。
んじゃ、心構えの代わりに、何をメインに据えるのかというと、それは「テクニック」だと思う。

具体的な例を出すと、「会社が必達せよと厳命した売上目標の達成が難しい局面で、上司がなじみの取引先と話をつけ、うまいこと循環取引で数字合わせができそうになったような場面」を想定した場合、
・こういった場面でも、実態を伴わない架空取引は行ってはなりません云々
というのがダメなコンプライアンスで、
・こういった場面では、まず●●してください。それが難しい場合は、××に報告し、判断を求めてください云々
というのが、意味のあるコンプライアンスという意味だ。
(さらにいえば、この●●や××を、いかに(心理的にも物理的にも)利用しやすく設計するか、ということも含むべきかもしれない。)

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企業での活動においては、企業から課された目標を達成することに主眼が置かれるのが当然であって、そのためにある程度の犠牲は常に払われている。
繰り返しになっちゃうけど、この犠牲の中に「違法っぽいorルール違反っぽいことでも目をつぶってやっちゃう」をいかに含ませないようにするかを考えるのがコンプライアンスの本質だと思う。
社会人ともなれば、みんなそれ相応に本音と建前を使い分けるようになっている。そんな人に「正しい振る舞い」をいくらレクチャーしたって建前の知識が充実するだけで、実務上の影響はほとんどないのだから。
目の前に落とし穴があるような気がすると勘付いていても、後ろから鞭でバシバシしばかれている状況であれば、落とし穴が存在しない(または存在はしても作動しない)可能性に賭けて、一歩前に踏み出し、鞭から遠ざかろうとするのは当たり前だ。
コンプライアンスを推進する者に課せられた使命は、こんなときに鞭から逃れることができ、しかも落とし穴に落ちずにすむ第3の道を提示することであって、鞭の射程外から「落とし穴に落ちてしまうので前には進まないでください。」と教えを垂れることでは決してない。

と、ここで昼休みが終わってしまいました。
もしかしたら続くかもしれません。
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10時
期末を過ぎたらパタッと依頼が止んだ。
恐ろしく時間があるので、締結済み契約書の整理に精を出す。
なんていうか、こう、ごちゃごちゃしていたものがきれいに並べられた様子を見るのって、最高に気持ちいいよね。

11時
営業さんと歓談。
暇そうだねって言われたので、全力で否定しておいた。

12時
デスクの前を通りかかる人がちらちら机の上を見ていくので、なんでだろと思っていたんだけど、なぞが解けた!
Business Law Journalの5月号を机の上に置きっ放しにしてたからだ。
表紙にでかでかと「リストラ実務と労働法リスク」って書いてあるやつ。
そりゃ気になるよね。わかるわかる。

13時
とうとう、未処理案件が「半年後のやつなので、いつでもいいですよ」が1件と、「新サービスの利用規約(大作過ぎて終わりが見えない)」が1件の計2件だけになった。
こいつら、手をつける気になかなかなれないんだよな・・・

14時
ランチ。
10分で食べ終わっちゃうけど、休憩室にいるとゆっくりできないので散歩に出かける。
あー、桜並木きれい過ぎる。
もう、このまま帰りたい。

15時
あの件、そろそろ返せない?との問い合わせ。
もう1週間以上前に返してると回答。

16時
今度うちの部署に丸ごと異動になる営業管理のメンバーと雑談。
みんな黙々と仕事していて、私語してる人なんていないよ。と脅しておく。まぁ、事実なんだけど。

17時
某メーカーから返ってきたくだらない修正案について営業さんと対応に悩む。
お願いだから契約書で言葉遊びするのはやめてくれ。

18時
今日も商事法定利率を間違えた。
これで何度目だろう。
あと、よくbusinessのスペルも間違える。

20時
かえる
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4月は新卒入社+人事異動のシーズン。
このご時世、きっと多くは無いのでしょうが、法務に配属された方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に贈る、初めて法務に配属された方へのメッセージです。
(という体裁ですが、本音では、「昔の自分に伝えたいこと」なんですよね・・・)

1.「社内で自分が一番詳しい」分野を早めに作ろう
一口に法務といっても、コーポレート法務、契約法務、知財、コンプラと、その領域は多種多様であり、どんなできる人であっても、そのすべてを一人でカバーするのは至難の業です。
これは、逆に言えば、他の人がカバーできていない分野に精通できれば、職歴の短い人であっても早い段階で頼られる存在になることが可能であるということです。
人に頼られるようになると、仕事が楽しくなりますよ!

2.解決策を出そう
弁護士やコンサルタント等の外部の専門家と異なり、社内の法務には「どうすればうまくいくか」のアウトプットが求められます。
微妙な案件の相談を受けたとき、ついつい「どうするのが正しいのか」に終始し、後は現場の判断で・・・と逃げたくなることもあるかもしれません。
でも、そんなときこそ依頼者と一緒に悩んで泥臭く落としどころを探すべきです。
どうするのが正しいのかなんて、あなたがいなくてもすぐ答えは出るのですから。

3.勉強しよう
多くの問題は、法令や判例ですでに解決されているので、これらの知識があれば、業務を正確かつスピーディーに処理できるようになります。
会社の書籍や経費を上手に利用して、(時には自腹を切って)積極的に勉強しましょう。
「何を勉強すればいいのかわからない・・・」という方には、既習であっても未習であっても、まずは民法から始めることをお勧めします。
普通に一番役立ちますよ。

4.役割を自覚しよう
人に言われると最高にむかつきますが「お前の給料は俺たち(依頼者)が稼いでるんだよ」ということは、紛れも無い事実ではあります。
決裁に対する法務の影響力が大きい会社では、面倒を避けるテクニックとして必要以上に法務を持ち上げる傾向があるため、ともすると勘違いをしてしまいますが、法務はあくまでサポート部門であり、自分たちが直接会社を動かしているわけではありません。
ある日突然いなくなっても、クオリティの上下はともかく、会社は明日も元気に営業を続けるのです。
この事実を自覚した上で、「では、そんな自分はどんな価値を会社に提供できるのか」を考えて業務にあたると、仕事の質を一段上げられると思います。

5.外に目を向けよう
法務という職種はその業務内容が充分に効率化、体系化されていないため、非効率・不正確な”しきたり”が残っていることも少なくありません。
自分が教えられた、または身につけたやり方が本当に正しいものなのかを振り返るためには、会社を出て交流するのが一番です。
セミナーや勉強会に出席する機会があったら、積極的に参加してみましょう。
そこまではちょっと・・・という方は、実務担当者が書いているblogを読むことからはじめてみてはいかがでしょう。これだけでも結構違いますよ。

6.目的意識を持とう
目の前の仕事の山を崩すことに一生懸命になっていると、つい「この仕事はなんのためにやっているのか」を忘れがちになってしまいます。
しかし、営業部門における「顧客を獲得する」、開発部門における「よりよい製品を開発する」などの目に見える目的が見えにくい法務という職種で、何のためにやっているのかを意識せずに仕事をし続けると、いつの間にか徐々にピントがずれてしまいがちです。
そして、ピントがずれた法務は、無益なだけでなく、多くの場合、会社にとって有害な存在になってしまいます。
実態を無視して監査条項から事前承諾をはずすことを頑なに譲らなかったり、条件は折り合っているのに「及び」を「および」に修正することを求めてみたり、決裁者でもないのに案件を潰すような、ダメな法務にならないよう、「自分はどんなメリットを会社にもたらすべきなのか」を常に意識するようにしましょう

7.楽しもう
最後に、これが一番重要です。
楽しく仕事をしましょう。
もしかすると、この春から法務に配属された方の中には「法務なんてやりたくなったよ。とほほ・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。
また、希望通りではあったけど、実際に業務に携わってみたら、イメージとぜんぜん違ってがっかりする方もいらっしゃるかもしれません。
でも、法務という仕事には、他の職種には無い、すばらしい面がいくつもあります。
「会社の意思決定に若いうちから関与できる」こともそうでしょう、「様々な情報に触れることができる」こともそうでしょう、「つぶしが利く専門性を身につけられる」こともそうでしょう、「会社のお金で勉強させてもらえる(機会が多い)」こともそうでしょう。
そしてなにより、僕が一番「法務という仕事を選んでよかった」と思うのは、「自分の仕事をするだけで、とても感謝してもらえる」ということ、これです。
営業部門が顧客を獲得しても、製造部門が製品を製造しても、経理部門が決算を締めても、経営企画部門が中期経営計画を立案しても、広報部門がプレスリリースを出しても、普通は誰からも「ありがとう。」とは言ってもらえません。
でも、法務は違います。
ちゃんとした仕事をすると、結構な頻度で「ありがとう。」とか「助かったよ。」とか「●●さんがいてくれてよかった」という声をかけてもらえるのです。
自分の仕事をしているだけなのに。
これは、とってもすばらしい法務の特徴だと思います。

繰り返しになってしまいますが、最後にもう一度書きます。
せっかく法務になったんだから、楽しみましょう!
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これは割賦販売で購入したものの、代金や通話料の支払いが滞っている端末や、携帯電話の販売代理店から盗まれた端末などを対象にしてソフトバンクモバイルが通話を規制する措置を取っていることによるもので、通話が規制された端末は電波状況を示すアンテナマークが通常とは違う赤色になり、電話の発信も受信もできなくなるとのこと。

そして大阪市の「eiYAAA」という会社が販売した中古携帯電話が突然通話不能になったというユーザーからのクレームが50件近く寄せられるなどしたため、通話規制によって所有権が侵害され、携帯電話端末の価値が損なわれたとして、近くソフトバンクモバイルを相手取って損害賠償請求訴訟を起こすとしています。
gigazineより
という、まぁ気持ちはよくわかるんだけどね、なんだかね、どうなんだろうね、という案件についてエントリーを書こうと思っていたんですが、気づいたらそこそこ時間がたってしまいました。

さて本件、一見して「少なくとも所有権侵害はないんじゃないか?」と感じますが、それはともかく、SBMの利用停止処理については疑問が残るところではあります。
というのも、SBMの3G通信サービス契約約款を読むと、SBMによる利用停止事由が列挙されている42条には、「端末の不正入手に起因した利用停止」は規定されていないようなのです。
(強いて言えば、携帯電話不正利用防止法7条違反(利用権譲渡時にキャリアから承諾をもらう義務)が近いですが、SIM(契約者特定記録媒体)を抜いた端末は通話可能端末設備等に該当しないはずなので、これには該当しないと思います。もし約款の読み違えがあったら教えてください。)

そもそも、通信サービス約款は通信サービスに関する諸々を規定するものであって、通信サービスとは無関係な端末の入手経路については通信サービス約款ではコントロールできないということは、当然といえば当然なはずです。

にもかかわらず、現実には、端末開発にはキャリアがずっぽりと関与し、開発した端末はキャリアがすべて買い上げ、あまつさえ売るときには無利子で割賦あっせんも行うという、端末売買と通信サービスがずぶずぶに絡み合った関係にあり、端末をちゃんと買ったやつにしか通信サービスを提供したくないというキャリアの思惑に引きずられ、なかなかそうも単純に言い切れないというのが現状だったりしています。

つまり、かつて販売奨励金制度が華やかなりし頃は、「端末は売り切るもので、通信サービスはそれとは別物」という割りきりがそれなりにはあったはずなのに、中途半端な総務省の茶々入れによって端末を割引販売しづらい状況が発生し、通信キャリアはそれを通信費の割引(または安価な料金コースの新設)に無利子かつ頭金が超低額の割賦(あっせん)販売を組み合わせるというひねくれた解決法を編み出し、結果として「ちゃんと割賦の年季を務め上げてない端末に通信サービスを提供するのは許せん!」みたいな想いが醸成されるということが本件の背景にあるんだと思うわけです。

でもさ、仮に端末が不正に取得されたものであったとしても、それを理由に当該端末を経由した通信サービスをとめるのはおかしいんだよね。やっぱり。
GIGAZINEでは、ドコモについて
ちなみにNTTドコモも同様の規制を行っていますが、中古携帯電話を利用しているユーザーが中古ショップなどから正規に購入したことを証明する書面を提出すれば、規制を解除している
なんて書いてるけど、そもそもこのドコモの規制だっておかしいはずなんだよ。なんで利用者側が事実上の立証責任を負わされなきゃならんのだ、と。止めるならSIMと紐付けて止めろよ、と。

この根底にあるのは、やっぱり「俺(キャリア)が端末を安い初期費用で売ってやったのに、通信サービスを受けてくれるはずという期待を裏切りやがって」という一方的な想いなんだろうって思う。端末販売で利益を上げないとやってけないってSBMの気持ちもわかるけどさ。別件じゃん。利用者からすれば「知らんがな」だよ。


とにもかくにも、この記事が事実であれば遠くない将来に訴訟が提起されるわけで、通信サービス停止の直接の被害者である通信サービスの契約者(中古端末の購入者)が原告じゃない分かなり筋は悪いんだろうけど、その成り行きが楽しみです。和解勧試に負けることなく、最後まで戦ってほしいですね。

それでは、おやすみなさーい。
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NTTデータの法務

仕事内容
国内・国際法務業務(本社 コンプライアンス推進部勤務)
【具体的には】
■契約、M&A等に関する法的検討、契約締結交渉、契約書作成
その他法務的観点から見た各事業本部に対するビジネス支援
■国内・国際法務業務に関する情報提供、研修等、NTTデータグループにおけるコンプライアンスの充実に関わる各種取り組みの企画・立案及び実施
■国際契約、海外企業とのM&A等に関する法的検討、契約締結交渉、契約書作成
※同僚・上司、事業部門との連携、または弁護士との連携など、
 チームワークをもって業務にあたっていく仕事です。
 法務のプロフェッショナルとしての知識はもちろん大切ですが、
 NTTデータのメンバーとして、『ともに新しいビジネスを創造していく』
 というスタンスで業務に向かっていただける方を求めています。

求める経験・資格
企業法務、または国際法務の実務経験を3年以上有する方

【具体的には】
●企業法務、あるいは国際法務担当の中核として、以下の役割を期待します。
1)一般的な法令等への理解を含め企業法務に関する全般的な知識
2)契約関連業務全般に関する知識
3)一人称で考えて行動し、業務に関する情報収集、事実関係の把握、課題の探求、問題解決に向けた意見提起等を通じ、事業本部との対応や望ましい結論に向けて業務を推進する業務遂行能力
4)コミュニケーション能力、周囲への動機付け能力、リーダーシップを発揮することができる対人スキル
※法務業務に関する知識・経験以上に、新しいことに果敢に取り組んでいただける意欲や想いのある方を求めています。

●国際法務をご希望になる方は、他に下記の経験を求めます。
・国際法務の知識・経験
※今後のキャリアステップとして、国際法務に挑戦したい方も歓迎しております。

■以下の経験、知識をお持ちの方を歓迎いたします。
・マネージャー、もしくは、サブマネージャークラスの立場で、企業の法務部門において法務業務に携わった経験のある方
・企業の法務部門において国際法務業務に携わった経験のある方(国際法務)
・大学(法学部等)もしくは、海外大学院(LLM等)留学経験者(国際法務)

勤務地
本社/豊洲(東京)

勤務時間
9:00〜17:30(実働7.5時間)

雇用形態
正社員

給与
大卒初任給実績(2007年4月) 月給21万6260円
◎35歳モデル例/月給36万8500円以上(一律手当含む)

NTTデータの年収シミュレーション




先日ご紹介したGREEとは打って変わって伝統のNTTグループのSIer、NTTデータの法務。
もしかすると掲載媒体がリクナビだからなのかもしれませんが、やはり内容はがっちり書いてあるな、という印象です。
そして給与のほうも、システム屋さんとは思えない水準に、さすがだな、と感じずにはいられません。
社会保険庁がらみで一時期散々叩かれていましたが、その後いかがお過ごしでしょうか。

さて、雑感ですが、ベンチャーの法務担当と異なり社内におけるプレゼンスもそこそこあると期待できること、教育体制がしっかりしている(はず)、ノウハウが蓄積されている(はず)、国際法務も実力しだいで担当できる可能性がある等、最初に法務担当としてのキャリアをスタートするならこんな会社がいいな、って思いますが、残念ながら未経験者はお呼びでないのがつらいところです。
逆に、ある程度他の会社で経験を積んでしまうと、こういった成熟した法務部門に後から飛び込むのって、結構怖いんですよね。
びっくりするハウスルールがあったら(もしくは、自分がそういうもんだと思っていたことがハウスルールだったら)どうしようとか、自分のやり方が合わなかったらどうしようとか、トンデモ上司/同僚がいたらどうしようとか。こう思ってしまうのは僕だけじゃないと信じたい。
そう考えると、この両者の中間の、3年〜5年目くらいの方にはお勧めなのかもしれません。

あとはやっぱり9時出社だね。
一度空いてる電車で通勤することに慣れてしまうと、もうラッシュには戻れない。
こんな体にしたのは、あなたなの。責任とってよ。ねぇ、聞いてるの?ねぇ。ねぇ・・・・わたし、わたし・・・ビクンビクン・・・(終わりです)
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細かいけど、やるとやらないとじゃ仕事の効率に違いが出るTips

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条文を引用する際には、第●条の後ろに条文見出しをつけると、可読性を高めることができることに加え、条文ずれを発見しやすくできます。
例:第14条(瑕疵担保責任)、第16条(秘密保持義務)・・・の規定は、本契約の終了後も有効に存続する。

特に、締結してから時間がたったときや、担当者が変更になったとき、度重なる交渉で条文番号が繰り返し変更された等のケースで特に効果を発揮します。
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この前書いた、成功するリーガルブログを書くための、たった7つのコツというエントリーで人が書いたことにけちをつけたので、じゃぁ何を心がければ成功できるんだということを、決して成功していないブログを書いている僕が書くという変態プレイでゾクゾクしたいと思います。
  1. ブログのテーマを定め、テーマに沿ったエントリーを書け。
    企業法務マンサバイバルの労働関係、法務系書籍の紹介だったり、企業法務戦士の雑感の知財関係だったり、法務の国のろじゃあの金融関係のように、人気のあるブログは、テーマが明確に見えている。と思う。
  2. 役に立つ情報を書け。それが無理なら、せめて読んで面白いエントリーを書け。
    「役に立つ情報」といっても、別段新しい知識や網羅的な情報を集める必要までは無い。たとえば仕事で経験したこと(特に失敗したこと)を書くだけで、結構他の人には役に立つ情報になったりする。と思う。
  3. 自分の意見を書け。
    意見だから、間違っていても問題なし。むしろばりばり間違えよう。
  4. 読みやすいスタイルで書け。リーガルライティングとブログは違う。
    これは、そのとおり。
  5. トラフィックは気にするな。
    もともとニッチな領域だから、トラフィックを期待してもしょうがない。むしろ、リンク元を気にしたほうがいいと思う。
  6. 炎上を避けろ。過度の批判や個人攻撃は危険だ
    これも、そのとおり。ただ、一般論だけど。
  7. 背伸びするのはほどほどに。
    周りの人がすご(いと感じ)すぎて、ついつい自分の実力を大きく見せたくなっちゃうけど、これは、ある日「ぷつん」とやる気を失ってしまう一番の原因になるということを忘れずに。

こんな感じでいかがでしょうか。
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