少し前までMac版とwindows版とでMS-Officeの仕様というか、出来に結構な違いがあり、それだけをもって法務の業務用端末をMacに切り替えることは現実的ではないと考えていたのですが、現行版のOfficeはちゃんと使いものになるっぽいので人柱として業務用端末をWinからMacに切り替えてみました。
で、1ヶ月ほど経ったので、感想をメモ。

【切り替えの内容】
Surface Pro 3→MacBook Early 2016

【3行まとめ】
  1. Macに慣れるまで辛い

  2. 環境構築がたいへん

  3. Macに慣れて環境構築が終わったら結構快適


1.macに慣れるまで辛い
自宅用としてMacBookを使っていたので特に問題ないと思っていたのですが、やはり業務用端末として使うとなると勝手が違いました。
地味に辛いのがウィンドウ切り替えで、windowsはAlt+Tabでウィンドウ単位で切り替えられるのですが、Macだと標準ではウィンドウの切り替えショートカットが用意されていません(アプリケーションの切り替えショートカットはあります)。で、Wordに至っては、わざわざ設定したウィンドウ切り替えのショートカットを無視するんです。一番ウィンドウを切り替える頻度が高いアプリケーションなのに。ひどい。
あとはcmdとoptionとctrlの各装飾キーの位置付けがよくわからないとか。特にoption。
cmdだって、ショートカットの装飾キーとして使うには場所が厳しくない?
と言った具合に、日常使いでは気にならなかった細かい点が少しづつストレスになるのですが、ほとんどの問題は設定をいじったりユーティリティアプリを導入することで解決できることに加え、残った問題も慣れればさほど気にならなくなります。

2.環境構築がたいへん
win→macの切り替えで一番苦労したのがやはり環境構築でした。
上記の1で「設定をいじったり」とか「ユーティリティアプリを導入する」とかるーく書いてしまっていますが、実のところ正解というか定石を知らないことから、壁に当たる都度解決法をググったり候補のアプリを導入してニーズに合っているかを検証しなければならず、手間がかかることこの上ないわけです。
なお、僕の場合、ファイルサーバに保存されている大量の日本語ファイル名のファイルを検索する機会がとても多いのですが、その用途に適したランチャーには未だに巡り会えていません・・・(今のところQuickSilverを使っていますが、日本語での検索の使い勝手が最悪です。)
なお、株式実務の世界ではまだIE必須のウェブシステムが残っているらしく、IEが提供されなくなったMacへの以降は現実的ではないとのこと。このご時世にIE必須って、まじかよ・・・

3.Macに慣れて環境構築が終わったら結構快適
といった辛い日々をなんとかくぐり抜けると、ようやく快適な日々が訪れます。
例えば、
  • スリープが普通に使える
    もしかしたら僕がハズレを引いているだけかもしれませんが、これまでのwin機はスリープ中もそこそこバッテリーを消費し、スリープからの復帰も遅く、surfaceに至っては稀にスリープから復帰しない(永遠の眠りと呼んでいた)こともあってスリープさせないよう半開き状態で持ち運ぶのが常でしたが、MacBookに変わってからは気軽にパカパカ閉じたり開けたりできるようになりました。

  • OSレベルでカーソル移動のショートカットがある
    win機ではwordやエディタなど限られたアプリ以外ではカーソルキーかマウスを使わなければカーソルを移動させることが出来ませんでしたが、Macでは基本的にどのアプリでもCtrl+fbpnhdが効くというのが意外に便利。特にGmailが便利になりました。

  • 軽い
    本体の軽さもさることながら、Surfaceみたいなごつい充電アダプタを持ち歩く必要がないのも便利。
といった点で快適さを実感できました。


といったところで、一旦アップします(今後気づいたことがあれば随時追記します。)