2020年09月

上司の部下に対するよくある不満の一つとして、「部下の仕事が遅い」というものがあります。
もちろん、上司になるような方は一般的にプレイヤーとしても優秀であることが通常なので、自分と比べて能力に物足りなさを感じているという面もあると思いますし、純粋に部下の能力が劣っているというケースもあるとは思うのですが、そういった評価の問題ではなく、部下の仕事を遅くしてしまう上司の振る舞いというものもあるよな、と最近考えさせられることがあったので、大好物のパターン分けをしてみました。

ゴールを明確にせずに仕事を渡す


ゴール、例えばどのような成果物を作り上げるべきかを明確にせずに仕事を渡してしまうと、部下から上がってくる成果物もずれたものになるのは当然の帰結です。また、ゴールを明確に認識できていない部下は、仕事を振られた後すぐに走り始めることができず、結果として完了までの時間も伸びてしまうことになります。
上司からすると、そのくらい自分で考えてくれよと思うかもしれませんが、仕様を決めずにシステム開発を発注することとパラレルに考えると、どちらかというと上司側の問題であることが多いのではないでしょうか。

目標を明確にせずに仕事を渡す


ゴールは明確であっても、目標、つまり「それをもって何を実現しようとしているのか」を明確にせずに仕事を渡してしまうと、「悪くはないんだけどちょっとずれた」成果物が上がってくる可能性が高くなります。
ただ、問題はそれだけで終わりません。ゴールがあっているのに仕上げた成果物について上司からずれていると言われ続けた部下は、成果物を渡す前に「これで間違っていないだろうか」と逡巡することになり、この逡巡が遅さにつながってしまうのです。(そして残念ながら、目標がずれた状態で推敲しても、成果物の品質向上には繋がりません。)

十分な情報を渡していない


正しく判断する前提として、十分な情報を保有していることは必要不可欠です。
そのため、情報共有が十分でない中で仕事を渡してしまうと、判断を間違えたり、確認に時間を取られたりして、その結果仕事の完了までの時間ものびのびになってしまいます。
なお、仕事を渡すタイミングで、関連する情報をもれなく渡しきることは非常に難しく、また、共有者にとっても、被共有者にとっても、十分な情報が共有されているかを判断することも同様に困難なのが通常です。l

その意味では、普段からしっかりと情報を共有していない上司は、部下の仕事の足を引っ張っていることを明確に自覚すべきです。

イライラしてる/機嫌が悪いことが多い


これはとてもシンプルな話で、イライラしている上司には、途中確認や相談をしづらいものです。
その結果、完成までの時間が伸びてしまうのは当然のことでしょう。
何かあったらすぐ相談することを部下に求めるのであれば、上司の側も、部下がすぐに相談したくなるインターフェースを維持することに心を砕くべきなのです。

不寛容


これもシンプルな話です。成果物の品質が悪かったときに罵られたり、もっとひどいときには相談したとき「そのくらい自分で考えろ」と怒られたりしたことがある部下は、ビクビクしながら仕事をすることになり、その結果仕事の完成までの時間が伸びてしまいます。
このパターンは、部下を病ませる力が強いので要注意。
なお、上のイライラしている/機嫌が悪い、とはちょっと違うので、いつもニコニコなのに不寛容な人もいるのが恐ろしいところです。

納期を明確に伝えていない


上司としては遅いと思っているのに、部下には遅い自覚が無いというパターンです。
目標や前提情報が共有されていれば阿吽の呼吸で伝わることもあるのですが、納期といった基本情報すら明確に伝えない上司が、目標や前提情報の伝達をしっかり行っているわけはないので、あまり期待できません。
このパターンで怒っちゃう上司は、「考えればわかるだろ」みたいなことを言いがちです。いや、わかんないですよ。それ。

といったところで、ご飯食べてきます。
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9月1日から新メンバーが加わり、3名体制になったので、山田くん(2人目)の卓越した阿吽の呼吸に甘えるのはそろそろやめにしようと思い、3人で相談しながら業務ルールを作りました。

業務スタイル

  • 人の間違いや失敗には寛容に。
  • 業務は極力マニュアル化&共有。作ったマニュアルは、誰でも加筆・修正OK(加筆・修正後も忘れず共有)。
  • 共有NGな情報以外の情報は、メンバー間で全て共有する。
  • 共有相手が、共有されたことを把握したと期待しない。
  • 人のやり方に気づいたことがあったら遠慮せず口をだす。但し、決めるのは担当者自身。
  • ゴールは合意して決める。やり方は担当者が決める。
  • 相手に悪意がないことを前提に行動する。

    質問

  • 同じことを何度聞いてもOK。
  • 5分悩んでもわからなかったらすぐ質問。
  • 相手の都合を考えずに自分のタイミングで質問してOK。都合が悪い時は断られるけど気にしない。
  • わからないときにわかったふりをしない。

    Slackのルール

  • メンションは何時でも、何曜日でもつけてOK。通知は、受ける側が設定でコントロール。
  • 業務時間外はメンションに反応する必要なし。というかそもそもslackを開く必要なし。
  • 対応できる依頼にはアサインを待たずにどんどん対応してOK。但し、少しでも迷う要素があったら対応前に部内で相談。

    ミーティングのルール

  • カレンダー上の空き時間は、いつでもミーティングセットしてOK。
  • 作業に集中したい時間帯は、自分でブロックの予定を入れる。


    心理的安全の度合いとか、メンバーのレベル差の度合いによって最適なルールは異なるのだけれど、今のチームでは極力摩擦をゼロに近づけた方がうまくいくと考えてこんな感じになってます。
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