昨日の晩、よせばいいのに怖い話を読んでしまって、それが本当に怖かったもんだから、びくびくしながらトイレに行ったり歯を磨いたりする羽目になってしまった。
かわいいぞ、ボク。
母性をくすぐるぞ、ボク。

で、奥さんからはさんざん「お前、マジ情けねぇな」という評価を頂くことになったわけですが、これはむしろ、僕の想像力が人並み以上に豊かなことからくる恐怖であるわけなので、むしろ人に誇っていいことなんじゃないかと思うのです。
はいごめんなさいうそつきました。

で、その有り余る想像力を駆使して考えてみたんだけど、「怖い話」って、「得体が知れない」からこそ、また、「危害を加えられるかもしれない」からこそ怖いんじゃないかと思うんだけど、どうでしょうか。
もしそうだとしたら、将来「いわゆる霊とか物の怪といったものは、これこれこういった理屈で存在するもので、人々に危害を加えるものではありません」という見解が信頼できる筋から寄せられた場合、「怖い話」を聞いても、怖く感じなくなるのだろうか、なんてことを考えてみたりして。

例えば、薄暗いトンネルを通行中、足首に違和感を感じてふと足元に目をやると、血みどろの手が僕の足首をガシッと掴んでいた場合、「あぁ、アレか。まったくもう。」と思うだけで、恐怖を感じないんだろうか。
例えば、夜中に寝苦しさを感じてふと目を覚ますと、天井に水浸しの女性がへばりついてニタニタ笑っていた場合、「今度はこれか。やれやれ。」とため息をつくだけで、恐怖を感じないんだろうか。
例えば、コテージに放置されていたビデオテープを再生したら、変な井戸の映像がでて、その井戸の中から登場したぼさぼさ髪の女の人がテレビから這い出てきても「もうそれ、見たよ。微妙に古いよ。」と皮肉を言うだけで、恐怖を感じないんだろうか。
例えば、海岸d・・・
いや、もうやめよう。

だって、絶対怖いもん、これ。

もうさ、怖い話なんてものは、ぞうをのみこんだうわばみの絵を帽子の絵って言っちゃうような人に任せておけばいいんだよ。うん。