まず、今回の広島の事件は本当に悲劇だと思うし、幼い女の子の父親の一人として、犯人は3万回死刑になった後地獄の業火に永遠に焼かれればいいと思う。

でも、

それでも、

被疑者が逮捕されたからといって、逮捕された人を犯人扱いするのはもうやめにしませんか?


昨日、久しぶりフジテレビの深夜ニュース(滝川クリステルのやつ)を見ていたら、なんかコメンテーターのおっさんが、「犯行を否定しているのであれば、情報を広く求めるためにも顔を隠すのを許したのは残念。連行されるときは遺族にとって容疑者を見る数少ない機会だからなおさらだ」みたいな事をまじめな顔で語っていたけど、ふざけるにもほどがある。
情報を求める目的のためには「連行される」という屈辱的なシーンを見せる必要は全くないし、ましてや犯人かどうかもわかっていない人を遺族に見せる必要なんてなおさら無い。
百万歩譲って、見せる必要があるとほんとに思ってるなら、まずお前らがカメラの電源を切れよ、と。
単なる野次馬根性丸出しなだけの癖に、正義感面してんじゃねぇよ、と。
裁くのはお前らじゃなくて、法なんだよ、と。

で、こんなバイアス全開のテレビ情報をもとに、あのペルー人を断罪しているブログの数々をみると、本当に、心の底から恐怖が湧き出てくる。
僕が、たまたま通学路のそばに住んでいて、たまたま同型のコンロを買っていて、たまたま被害者の女の子と言葉を交わしていたら、僕があの場に引きずり出されて、こんな風に無数の人からいわれの無い非難を受けなければならないって可能性は、充分にあるのだから。

こういった報道を見るたびに思うんだけど、いつになったら彼らは、あの「松本の過ち」を真剣に捉らえるようになるんだろうか。
それとも、いつになっても今のまま、何も変わらないのだろうか。