昨日のエントリーが想定以上に反響があったので、少しだけ補足させていただきます。
  • 結論の「著作権者から許諾を得るべき」は、twitter実況が著作権侵害になるからそう結論付けたのではなく、著作権侵害と評価される可能性がある(個人的には「高いケースが多い」と思ってます)ので、リスクを避けるために許諾を得ておくべきという発想に基づくものです。
  • 仮にtwitter実況が形式的に著作権侵害行為に該当したとしても、その行為が「悪いこと」になるわけではありません。
    むしろ、黙示の許諾がある場合(記者会見など)や、事実上不問に帰される場合(一般公開される座談会など)がほとんどだと思います。
    ただ、自分を守る壁がどのようなものか(事実上の壁だったり、実体法上の壁だったり、訴訟法上の壁だったり)を認識せずに、津田さんがやってるから大丈夫的な安易な発想でtwitter実況を行うと、思わぬところでやけどをする危険があることも同時に十分認識すべきです。(津田さんにとっての壁が、あなたにとっての壁でもある保障はないのです)
    ※津田さんは、twitterでのご発言を追う限り、この点については十分ご留意されていると感じます。
  • 少なくとも現在の日本の著作権実務において、「著作物ではない」という理由で逃げられるケースはかなり限定的であることは注意すべきだと思います。
    もちろん、前例が無い以上、やってみたら勝てるという可能性も十分ありますが、その「やってみる」ということ自体が、一個人にとって非常に高いハードルであることは間違いありません。
  • 僕に、twitter実況の芽を摘もうという意図はまったくありません。
    僕自身、津田さんをはじめとした多くの方のtwitter実況は、とても勉強になりますし、何より新鮮な楽しさを感じています。
    僕は、twitter実況に対する違法性をことさら強調したいのではなく、実況者の方に、抑えるべきところを抑えて、安全にtwitter実況を継続してもらいたいと考えています。
  • 僕をはじめとした多くの一般人は、直接的に価値を生み出せる著作物の著作権者ではないため、著作権者の気持ちに同調しづらいこともあり、無意識に利用者よりの解釈をしてしまいがちだと思います。
    その意味でも、やはり私は「著作権者の同意を得るべき」だと今でも思っています。
  • ただ、私は単なる企業法務を担当する一個人です。私の考えが正しいわけではありません。



昼休みに箇条書きで思いつくままに書いたので読みづらい部分もあると思いますが、何か気になる点がございましたらご指摘ください。

※09/06/01 21:00コメント欄の指摘に基づいて誤記修正