ウェブの世界へようこそ!

さて、「ITエンジニアのための契約入門」が他の電子書籍と決定的に異なっている点は、こんな感じです。

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1.プロが全く関与していない
この電子書籍の執筆者のうち、tacさん以外の3人は本を書いた経験がありません。
また、tacさんも、過去に1冊共著で本を書いた経験があるだけで、業として本を書いていらっしゃるわけではありません。
また、通常、書籍を作る際には編集者の方が関与するはずですが、この書籍には編集者が関与していません。
(その代わり、想定読者の方にレビューして頂くことで客観的な視点からのご指摘を頂いています)

2.執筆にかけた時間が圧倒的に短い
企画の開始からリリースまで2ヶ月半で、そのうち執筆に要した期間は数週間。
今回は途中で全面的な改訂かけているのに、です。
しかも、その数週間も自分の本業の合間を縫ってのものなので、実質的な執筆時間はさらにぐぐっと短くなります。

3.リアル書籍が存在しない
当初からiPhoneアプリとしてリリースすることを想定し、体裁も最初からiPhone向けに組んでいます。
通常の電子書籍は、紙の本と電子書籍の2本組みですが、本書は電子書籍一本です。

4.お金がさっぱりかかっていない
この本を出版するために新たに支出した費用は、少なくとも僕にはありません。
既に持っていたWord、フリーの仮想プリンタドライバ(ドキュメントの画像化)、自分で作ったiPhoneアプリ、既に持っていたApple Developer Programのアカウントにみんなで書いたコンテンツのみでこの電子書籍は出来上がっています。

5.ほとんどのやり取りがオンライン上で完結している
まともな打ち合わせは1度だけ、そのほかには飲み会のついでに話をしたことがもう1度あるだけで、それ以外はGoogleDocsで原稿を書き、Googleグループで打ち合わせをするというオンライン上でのやり取りで最終形までたどり着きました。

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次回は、この相違点から気づいたことをまとめたいと思います。