コンプライアンス研修を今まで何度か受け、また自分で企画してきて確信に至ったんだけど、例外的なケースを除いて、コンプライアンス研修では何が良くて、何が悪いのかを教えてちゃダメなんだと思う。
ほとんどのコンプラ違反の場面では、「それが悪いこととは知らなかった」わけではないので実際の効果として期待薄だし、何よりコンプラ意識が低い段階ではコンプラ離れを加速させてしまう。

じゃぁ、何を伝えれば良いのかというと、それは、「(きれいごとではない)コンプライアンスに取り組む必要性」と、「コンプライアンスは、実現するのがすごく困難であるという事実」なんじゃないかと今は考えている。

その上で、個別の知識については、コンプラ研修の外に知識習得用の予備校的なスタイルで習得してもらう。

つまり、コンプラ意識の醸成と知識の習得を完全に切り離してしまった方が良いんじゃないか、と。

近々コンプライアンス周りの整備を担当することになりそうなんだけど、今まで各個撃破のような対応しかしてこなかった反省を踏まえて、今回はちゃんと戦略を立てながら進めてみたい。