前回に続いて、良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方について。

おかげさまでSNSやはてブを通じ、多くの方から「楽しみ!」という声を頂き、Amazonのランキングでも、私が見ていた限りでは、予約段階であるにも関わらずコンピュータ・IT部門で1位、全体で44位まで駆け上がって行きました。発売前である以上、まだ立ち読みもできず、レビューもない段階でご予約頂いた皆様には感謝しきりです。

さて、今回のエントリーでは、本書の内容について簡単にご紹介したいと思います。
前のエントリーでも書きましたが、本書は「ウェブサービスを運営するエンジニアや経営者」をメインターゲットにした本であり、実務に即役立つ内容を指向しています。

まず「第1章 3大ドキュメント超入門」には、利用規約、プライバシーポリシー、そして特定商取引法に基づく表示という、ウェブサービスを提供する上で避けて通れない3つのドキュメントについて、「なぜ必要なの?」といった素朴な疑問への回答などの「はじめの一歩」的な情報がたっぷり盛り込まれています。


続く「第2章 トラブル回避のための注意点と対応策」では、起業家による弁護士への新規事業の相談を手がかりとして、ウェブサービスを始めるにあたって気を配る必要のあるトピックを網羅的に押さえることができます。

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アンダーラインが引かれた部分にはそれぞれ4〜5ページの解説がついており、全て合計すると、一つの相談案件から16ものトピックが引き出されています。


「第3章 すぐに使える・応用できるひな形」は、究極の具体例である利用規約・プライバシーポリシー・特定商取引法に基づく表示のひな形を、逐条解説の形式で徹底的に解剖します。
ひな形をひな形として利用する場合はもちろん、一つ一つの条項に解説がついていますので、特定の条項の意味が良く分からない場合のレファレンス資料としても使える情報になっています。


「第4章 ダメな利用規約を生み出す「3つの落とし穴」を回避する」は、1章で基本を、2章で網羅的なトピックを、3章で具体的なドキュメントを押さえた上で、それでもハマってしまいがちな3つの落とし穴、つまり「実効性の落とし穴」「違法性の落とし穴」「同意取得の落とし穴」を明らかにしています。もちろん本書は実務家向けのガイドブックですから、落とし穴の正体が何かを解説するだけでは終わらず、そしてその落とし穴をどうやって回避すればよいのかについてもきっちり説明しています。


これだけでも盛りだくさんの内容ですが、さらに一押し。
なんと本書には「利用規約のひな形の英訳版」がついているのです。
英文契約の作法に則った英文の利用規約は、英語圏のウェブサービスの数だけ存在していますが、和文の利用規約が高いクオリティで英文化されたものは、ほとんど存在していないのではないかと思います。
もはや利用規約の枠を飛び越えて、普通に法務系業務の資料としても有用なものが「おまけ」として手に入ってしまうのは、大盤振る舞い以外の何者でもないと思います。


こんなコンテンツがぎっしり詰まった良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方
既にご予約頂いた方も、まだの方も、どうぞお楽しみにお待ちくださいませ!

なお、詳しい目次は技術評論社のサイトから閲覧可能です。