このエントリーは法務系Tips Advent Calendar 2013の25日目の記事です。

今回の法務系Advent Calendarは、一人でもいいからこれをきっかけにブログを始めてくれる方がいらっしゃったら嬉しいなと思って企画したものなので、最終日は「みんな、ブログ書こうぜ」をテーマにしたエントリーにしようと結構早い段階から考えていました。
というわけで、Tips的な色合いはだいぶ薄いですが、法務系Tips Advent Calendar25日目のはじまりはじまりー



実はこのブログ、2004年の1月が開始月なので、ぼちぼち10周年を迎えることになります(このエントリーを書くために開設日を確認したときに気づきました。奇遇!)。とはいえ、もともとこのブログは単なる暇つぶしで始めたものに過ぎなくて、それゆえに、開始から数年間はチラ裏日記+α程度の、しかも特段読んでおもしろいわけでもないことしか書いていませんでした。
そして、開設後1年ちょっとでチラ裏日記の更新に飽きた僕は、実に恥ずかしいことにブログの引退宣言をしました。チラ裏ブログなのに。自意識過剰にも程があります。
ただ、実際にブログを止めてみると、何となくもったいないような、寂しいような気分がぼんやりと湧いてきました。とはいえ、今までのようなチラ裏日記ではまたすぐに飽きてしまう。
そんなわけで、引退宣言からわずか1ヶ月でブログの更新を再開しつつ、それ以降は、チラ裏ではない、「読む人にとって価値のある情報」を書こうと意識するようになったのです。
そして、この「読む人にとって価値のある情報」への意識が高くなって行くことに伴い、ブログは僕にとって有用なツールへと徐々に変化していきました。

ブログがもたらしてくれる利点には様々なものがありますが、その中でもこの3つは僕にとってはとても重要でした。
(1)自分の知識や経験が足りていないことを実感できる
実際にやってみると実感できるのですが、読む価値のある文章を書こうとすると、普通の人はすぐにネタ切れになります。それはもう、想像以上の速さで。場合によっては1本書いただけでネタ切れなんてこともあるかもしれません。
そして、「自分は読む価値のある文章のネタをそれほど持ちあわせていなかった」という事実に直面することは、特に毎日忙しく仕事をこなしていればいる程忘れがちな「このままじゃマズい」というポジティブな焦りを産み出す源泉となります。

(2)経験を知見に変えるきっかけになる
業務を通じて積んだ経験を汎用的な知見に昇華させようとする場合、「案件特有の事情を取り除き、汎用的に使える情報を抽出する」というステップを踏むことになるのですが、その過程でそれまで気に留めていなかった問題点や、派生的な論点に気づくことも少なくありません。
とはいえ、日々実務に追われているとこのような処理にはなかなか手を付けられないものなので、ブログはオフタイムに実務を振り返る良いきっかけになってくれます。

(3)文章力が上がる
人に見られる文章をたくさん書くだけで文章力は(少なくともある程度のレベルまでは)自然と身に付いていくものだと思います。
そして、まとまった文章を書く場としてはブログはうってつけです。
書くのに誰の許可を取る必要もない。字数制限もテーマの制限もない。内容に多少間違いが含まれていても偉い人に怒られることもない。
それでいてある程度は人に読んでもらえる。
こんな場所はブログ以外にはちょっと思い浮かびません。


いかがでしょうか?ちょっとは「ブログ書いてみようかな」という気になりましたでしょうか?

こんな小難しい理屈をこねなくても、道端に距離標を立てるように、その時その時の「現在の自分」をブログに記録しておくことは、後で振り返ったときにとても楽しいものです。この楽しさは、アルバムを開いて昔の写真を眺めるときのそれと似ています。
また、過去の自分がどんなだったのかがわかるということは、成長の度合いを測ることができるということでもあります。何しろ成長は、過去の自分と現在の自分とを比較することでしか測ることができないものなのですから。

さてさて、ちょうどキリもいいですし、早速来年の1月から始めてみましょうか。
きっと楽しいですよ。