昨日のエントリーで書いたダブルチェック&フィードバックに代わるスキル伝達方法について、Twitterでこんな言及を頂きました。

そうなんです、これ、ペアプログラミングを契約書作成に適用してみたやつなんです。

一般的に、契約書作成スキルの承継は、ダブルチェックとその結果のフィードバック(DC)を通じて行われていると思いますが、契約書版ペアプログラミング(PP)は、DCが持つ以下のような欠点を補ってくれます。

・フィードバックの効果が高い
DCでは、成果物を作成してからそのフィードバックを受けるまで、短くても数十分、長ければ数日間隔が開いてしまいます。間隔が開けば、それだけ「何を考えて、何に悩んでいたか」に関する記憶が薄れてしまうので、フィードバックの効果が低減します。
これに対してPPでは、フィードバックを即時に得られるので、フィードバックの効果を最大限に活かすことができます。

・やり方を伝えられる
DCでは、チェック結果のやり取りによってスキルの承継を行うことになるので、どうやってその結果にたどり着いたかという「やり方」を伝えることはできません。
これに対してPPは、契約書を作成し、または修正する過程をつぶさに見ることができるので、「やり方」を学ぶことが可能です。

・疑問をその場で解消できる
DCでは、フィードバックをまとめて渡されるので、チェック者を捕まえて確認する程ではない些細な疑問については、そのまま放置してしまいがちです。
これに対してPPは、リアルタイムでフィードバックが渡されるので、個々のフィードバックについて都度不明点等を確認することが可能なので、疑問が放置されにくくなります。

・緊張感を持てる
DCでは、特に業務の繁忙期には、「この後ダブルチェックをしてもらえるから」「自分が見る前に別の人がチェックしているから」という甘えから、チェックが緩くなりがちです。
これに対してPPには上記のような甘えが入り込む余地はなく、それどころか後ろでつぶさに作業を見られるため、通常時以上に緊張感をもって作業にあたることができます。


次回は、法務版ペアプロの具体的な進め方やコツを書きたいと思います〜