昨日の午後、びっくりしましたね・・・青色LED特許(404特許)の相当対価。
青色発光ダイオード(LED)の開発者として知られる中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(49)が、勤務していた日亜化学工業(徳島県阿南市)に発明の対価の一部として200億円を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。三村量一裁判長は発明の対価を約604億円と認定し、請求通り日亜に200億円の支払いを命じた。

NIKKEI NET:発明の対価ニュース

ただ、まぁ、中村さんという方は、(僕の記憶が正しければ)会社から当初研究の続行を認めてもらえなかったとか、研究成果が出た後もさっぱり評価してもらえなかったとか、いろいろ事情があるようで・・・
まだ判決を読んでいないのでなんとも言えないのですが、もし下記のとおりであれば困ったことになります

中村氏は特許権を日亜化学に譲渡していることが認定された。(確か、以前はここも争っていたはず)

譲渡時に社内規定に基づく報酬が支払われている。

にもかかわらず、裁判所は報酬が相当でないとして、「相当の対価」を独自に認定した。

もし、このとおりだとすると、企業は社内規定に従った報酬を出したとしても、裁判を提起されてしまえば裁判所の認定した「相当の対価」との差額を改めて発明者に支払わなければならなくなります。
仮に今回日亜化学が認定額の満額600億円を請求されており、中村氏が仮執行を行ったとすると・・・
あぁ、怖い怖い