ある行動について
「常識が無い」とか「○○するなんて非常識だ」
と言う人が、少なからず、いる。

でも、2.5秒くらい考えれば明らかだと思うんだけど、この発言にはじぇんじぇん意味が無い。

今、あなたの目の前に、あなたが「非常識だ」と感じる行動をしている人がいるとする。
その場合、「非常識な行動」がなされている理由は、
1.その人は、その行動を「非常識だと思っていない」
  →常識の内容が共有できていない。
2.その人は、その行動を「非常識だ」と思ってはいるが、
  常識より優先する何かがあるため、あえてその行動を
  している。
の二つに大別できると思う。

そして、1.が理由の場合、「非常識だ」と言っても、相手は「コノヒトハナニヲイッテルノ?」と思うだけで、何の解決にもならない。
また、2.が理由の場合、「非常識だ」と言っても、相手は「んなことわかってるけど、こっちはそれどころじゃないんだよ」と思うだけで、これまた何の解決にもならない。

つまり、ある行動に対して「非常識だ」ということには、ほとんど意味が無い、と。

まぁ、なにより困るのは、「常識」を口にする人は、すでに多くの事柄に対して思考停止に陥っていて、まともな話し合いが出来ない事なんだけれども。

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楽しく読ませていただいているblogの一つの働く人々で、残念な経験をされたというエントリーがあったので、こんなことを書いてみました。