カテゴリ: 雑記

皆さんの2023年のベストコンテンツは何でしたか?
僕は、NetflixのLIGHTHOUSE でした。

星野源さんとオードリーの若林さんの対談番組なのですが、毎回二人が話す場所が違うんです。
第1回は、二人が鬱屈した思いを抱えながら生活していた阿佐ヶ谷のカフェ
第2回は、ラグジュアリーな都心のホテルの眺めの良い部屋
第3回は、クリスマスの装飾がなされた和室
第4回は、ステージ(客前)
第5回は、車の中
第6回は、たどり着いた海辺のカフェ
という具合に。

そして、本当に面白いなと思ったのは、場所によってお二人の対話の雰囲気がガラッと変わるということ。後から振り返れば、確かにこの場所だから出た話なんだと納得はするものの、事前にこういう話になるだろうなと予想することはできていなさそうなんですよね。なぜなんだろう。
そして、この、場所が変われば話す内容も話し方も変わるということは、今年世古さんと始めた月一更新の音声配信「法務部スペース」を通じて僕も実感したことでもあります。

最初は、法務部スペースは当時のTwitterの「スペース」という音声配信サービスを使って実施していました。
スペースは、録音したものを後から聴くこともできるわけですが、基本的にはライブであり、また、出入り自由なものでもあります。それ故に、今聞いている人が楽しんでいるかな?興味を持ってくれているかな?ということが常に頭の片隅にある状態であり、目の前の(リモートだけど)世古さんとの会話に入り込めないもどかしさを感じていました。

これを強く実感したのが9月に世古さんに転職祝いをしていただき、二人でランチをした時でした。話すテーマは普段と変わらないのに、コミュニケーションの種類が明らかに違うんですよね。
いや、当たり前でしょと思った方もいらっしゃるのかもしれませんが、自分としてはスペースでも普段と同じように話しているつもりだったので、こんなにも違うのかとびっくりしたのです。

そして、その後、スペースの録音ファイルの取り回しがめんどくさすぎることが理由でstandFMでの収録に切り替えた際に、この点を再確認しました。
スペースとの差はリアルタイムで聴いている方の有無だけだったのですが、終わった後に会話の種類が違ったなーということを感じたのです(ちなみに、世古さんはリアルタイム視聴者の有無であまり違いを感じなかったそうです。なので人によるのだとは思います。)

少し視点を変えると、話す場所が変われば会話の種類が変わるということが正しいのだとすると、その対偶である会話の種類に変わり映えがしないのは話す場所が固定化しているからということもまた正しいということになります。
リモートでこれが顕著になったなと思うのですが、テレカンは、それが一つの「話す場所」になってしまって、会話が固定化しやすい面がありそうです。
対面であれば、今日はコーヒー飲みながら話そうか、とかの方法で「場所」を変えやすいところ、テレカンではせいぜいバーチャル背景を切り替えることくらいしかできません(それでも何もしないよりだいぶマシだとは思いますが)
初めて対面で会ってみたら、印象が全然違っていた、みたいな話ではなく、「よく知っているあの人との会話」にも実はいろんな種類があって、それがリモート下では固定化されやすいんじゃないかという話です。

さらに話は少し変わるわけですが、テレカンでの1on1に難しさがあるのは、こういうところも影響しているのかもな、と思ったりしました。誰に対しても難しいというより、テレカンの1on1で信頼関係を築くのは、対面よりも難しいくらいの意味です。
人は、相手のいろんな面を見て、相手に対する理解を深めていきます。1on1は、互いにそのいろんな面を開示しあって相互に信頼を深めていく営みという面はあると思っているのですが、それが難しくなるんじゃないかな、と。

ちなみに、今月はたいていエアロバイクを漕ぎながらブログを書いているのですが、今回は電車の中で書いています。そうすると、いつも以上に脳内垂れ流しの度合いが高まり、初めの方と終わりの方でテーマが違うというか、どんどん話題がずれていくのを感じます。
こういうのも、ある種の「場所が変われば話す内容も変わる」なのかもしれません。
いやはや、おもしろいですね。


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法務の業務に占める契約審査業務の割合はかなり多めであることが多く、ここを効率化することが法務の業務効率化の第一歩です。(企業法務の実態調査(2022年6月実施))では、「法務業務で最も時間がかかっている業務を教えてください」という質問に対して41%もの方が契約関連と回答しているようです)

そこで、ここまでの一人Advent Calendarのエントリーとは少し毛色を変えて、契約書のドラフティングを少しでも早くするためのTipsをまとめてみることにしました。
こういうのも有効だよ、みたいなTipsがあったらぜひおしえて下さい。そしてみんなで楽をしましょう。

ショートカットキーでカーソル操作をする

概要

修飾キー(CtrlとかAltとか)と特定のキーとの組み合わせに、カーソルの移動、バックスペース、デリート、改行等のよくある操作を割り当てる

やり方

AutoHotKeyを使う

  • 無変換を修飾キーにすることも可能で幅が広がる
  • 安定している
  • 高機能過ぎてセキュリティインシデントの原因になることもあり、禁止アプリ指定を受けがち
  • GUIがないのでとっつきづらい

PowerToyesを使う

  • GUIが用意されているので誰でもかんたんに使い始められる
  • Microsoft製なのでインストール許可を取りやすい&安心感
  • 不安定(特に早く入力しすぎると取りこぼしてしまう挙動が痛い)
  • 設定の自由度が低い

Macを使う

  • OSレベルでショートカットキーがサポートされているので安心安定
  • Mac版WordはBoostDraftを使えない(致命的)

メモ

  • Windowsの場合はアプリケーション側で割り振られてしまっているショートカットキーと衝突するのを防ぐためにAltを操作系ショートカットキーにするのがおすすめ。
  • なぜか日本語キーボードの一等地にあるCapsLockをAltに、無変換をCtrlにするとちょうどいい


Wordのよく使う機能に、使いやすいショートカットキーを設定する

やり方

  • ファイル→オプション→リボンのユーザー設定、という謎に深い階層にある「ショートカットキー:ユーザー設定」からよく使う機能のショートカットキーを設定/変更する。
  • Ctrl+Alt+Num+(テンキーの+キー)を押してからリボン上の機能を選択すると、その機能のショートカットキー設定に飛べるので、それも上記では機能を探せないときは便利です。

メモ

  • 設定しても使わないと無意味&ショートカットキー設定は必ず忘れてしまうものなので、体で覚えるまではすぐ参照できるメモに設定したショートカットキーを書き留めておきましょう
  • 「NextChangeOrComment(次の修正履歴かコメントの場所に移動」「RepeatFind(検索がヒットした次の場所に移動)」あたりは高頻度で使うと思うので、大抵の人は設定しておくと便利になると思いますが、基本は「よく使う(押す)機能にショートカットキーを設定する」ということです。たまにしか使わない機能なら、リボンから起動してもそんなに手間は変わらないですからね。
  • マクロを使えるようになると、蛍光ペン(ハイライト)を消すとか、変更履歴表示のON/OFFや最終版と初版を切り替える、みたいな操作にもショートカットキーを設定できるようになりますが、そのためにわざわざ覚えるのはちょっとコスパが悪いかもしれないので、まずはCtrl+Alt+Num+から始めましょう。


アウトライン設定が仕込まれたテンプレートを使う

概要

  • 条文タイトル、項・号の書式設定がアウトラインとして仕込まれたテンプレートを使って契約書を書く。
  • アウトライン設定によって、タブ/shift+タブで条文タイトル⇔1項のみ⇔複数項あり⇔号の書式を行き来でき、インデント設定の煩わしさから開放される

やり方

  • Wordのアウトライン設定から書式を仕込んだファイルをテンプレートとして使う。
  • 自分で作るのがめんどくさい方はサンプルはこちらからどうぞ


クリップボード履歴管理ツールを使う

概要

クリップボード履歴(コピーの履歴)を管理できるツールを使って、コピーの回数を減らす

やり方

Windows標準機能(Winキー+v)

  • 標準機能なのでインストール不要で誰でも使える
  • 書式も保持する
  • 順序の入れ替えができない
  • 保持してくれる件数が少ない&増やせない
  • 再起動すると消える

Cliborなどの外部ツール

  • 大量に保持可能
  • 使うと上に移動させることができるので、よくペーストするものが消えない
  • たいていスニペット管理もついてくる

BoostDraftを使う

概要


やり方


メモ

  • えっ?BoostDraft使わずに、契約書ドラフティングの効率化をするとか、優先順位おかしくないっすか?

短縮読みの単語登録をたくさん入れる

概要

  • 短縮読みの単語登録に契約書でよく使う言い回し(”(以下、「”と、”」という。)”のセットとか)を短縮読みのカテゴリで登録する

メモ

  • ショートカットと同じで使わなければ意味がないので、高頻度で書くものを登録することが第一です。
  • また、暴発を防ぐために短縮読み用のプレフィックス記号とセットで登録したり、ローマ字入力の方はアルファベットを読みにして登録するのもおすすめです。僕の場合は「?」をつけて登録してます(”?いか”とか)

番外編:入力方式をローマ字から効率的な方式に変える

概要

  • ローマ字入力は覚えやすいこととどのPCでも使える以外にはほとんどメリットがない非効率な入力方式なので、より効率的な入力方式に切り替える。

メモ

  • 僕の場合は新下駄という方式に去年の夏頃から切り替えているんだけど、まだローマ字より早く打てるようにはなってはいない。習得にめちゃくちゃ時間がかかっているので人にはおすすめし辛いんだけど、打鍵速度の限界(僕の場合は30秒で110打鍵くらい)で頭打ちになってしまっていたローマ字入力より、伸びしろは圧倒的に大きい実感はある。
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自明のことですが、Slay the Spireは名作です。
なにしろ、おもしろいというだけでなく、マネージメントも学べてしまうのですから、最高です。

今回のエントリーでは、またもやエアロバイクを漕ぎつつSlay the Spireから学んだマネージメントの要素を振り返ってみようと思います。

今の手札で戦うしかない

スレスパは手札を出して戦うカードゲームです。つまり、手札にないカードは使えません。
そして、毎ターン持っている手札を全て使えるわけではなく、ターンごとに使えるのは配られる6枚+強化で足した枚数だけなのです。
あー今あのカードが手元にあればうまくいくのに、と思っても無意味です。だって、手元にないんだもの。
マネージメントも同様で、彼が今いてくれたらな、とか、自分が英語をスラスラ喋れたらな、とか思っても無意味です。あなたが今持っている手札でなんとかするしかないのです。

勝ちパターンは一つではない

スレスパはキーとなる強いカードを持っているだけで勝てるというゲームではなく、キーカードを活かすためのカードやレリックの組み合わせと相まって、勝ちパターンを作って始めて勝てるようになるゲームです(カードゲームは基本的に全てそうですよね)
そして、どんなカードやレリックをひくかはランダムなので、run(1ゲームの単位)ごとに勝ちパターンを変える必要があります。というか、状況に合わせて作りにいく勝ちパターンを変えないと、勝ち続けることができないのです。
マネージメントも同様で、チームの状態や外部環境に合わせてやり方を変えなければ頓挫してしまいます。自分の勝ちパターンに寄せるのではなく、今のチームにとっての勝ちパターンを見つけて、それを実装する必要があるのです。

準備がいまいちだとがんばっても勝てない

今の手札で戦うしかないということの裏返しですが、手札やポーションやレリックが揃っていない状態・勝ちパターンを作れていない状況でボスやエリートと戦っても勝てません。戦う前から負けが決まっているのです。
マネージメントも同様で、平時にちゃんと準備をしていなければ、問題が発生したときに対処することができません。平時も、後から振り返ると、常に戦前なのです。

準備しても常に勝てるわけではない

ここが大切なのですが、カードの引きが悪かったり、勝ちパターンと相性が悪い強敵と当たってしまうと、デッキ(手持ちのカードのセット)をどんなにうまく作れていても負ける時は負けます。でも、それでいいのです。負けたら次のrunを始めればいいだけなのですから。
マネージメントも同様で、どんなに準備をしていても、予想もしていなかった事態や考慮漏れや判断ミスにより、必ずどこかで酷い失敗をすることになります。でも、それでいいんです。ひとしきり振り返ったら、次のrunを始めればいいんです。

何かを得るためには何かを諦めなければならない

エリートと戦うとレリックを得られるのですが、高い確率で大きなダメージを受けるとこになりますし、エナジー(カードを使う際に消費されるリソース)を増やすレリックは必ず大きなデメリットを伴います。キャンプでカードをアップグレードしたければ、代わりに体力を回復する機会を諦めなければなりません。
これらのダメージやデメリットを負いたくないといって避け続けていると、勝ちパターンを作らないままに敵が強くなり、ジリ貧になります。
マネージメントも同様で、みんなにいい顔をしたり、抱えている組織課題を全て解決しようとすると、どこかで破綻してしまいます。何かを捨てなければ、何かを得ることはできないのです。

使い方が下手だと強いカードも使い物にならない

スレスパの攻略サイトを見ると、自分が使えないと思ってスルーしていたカードが実は相当な強カードだったことが判明することがあります。要は、カードの使い方・活かし方がわからずに「使えない」と判断していたってことです。
もちろんその逆もあって、自分の勝ちパターンにハマっているから便利に使っていたカードが、実は普通の使い勝手のものでしかないこともあります。自分の勝ちパターン自体がへぼい時が典型です。悪いのはカードではなくあなたの方なのです。
マネージメントも同様で、全然ダメだと思っていた人や、他所でそう見なされていた人が、使う人が変わると大化けするということは珍しくありません。また、あなたが優秀だと思っていた人が、単に(へぼい)あなたとの相性が良かっただけの普通の人ということもあり得るのです。

所詮はゲーム

くどくど書いてきましたが、どんなに名作であろうとスレスパは所詮ゲームの一つに過ぎず、あなたの人生ではありません。
マネージメントも同様で、所詮は会社などの特定の組織における役割の一つに過ぎず、あなたの人生そのものではありません。楽しければ楽しめばいいし、合わなければやめちゃえばいいんですよ。そんなもん。

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今から20年以上前に大ヒットした世界に一つだけの花では「ナンバーワンにならなくてもいい。元々特別なオンリーワン」と歌われていました。それとはちょっと意味は違いますが、掛け算や軸ずらしでライバルを減らしてナンバーワンをとりに行くという意味でオンリーワンも、一時期盛んにもてはやされていました。
でも、このオンリーワンというのはくせものだよな、というのが今回のテーマです。

存在価値の脆さ

人がナンバーワンまたはオンリーワンを目指すときは、その人自身の価値に着目しています。「その人が一番上手くやれる」「この人にしかできない」という具合ですね。
ただこれ、うまくいっている時はいいのですが、自分がオンリーワンはおろかナンバーワンにもなれないとわかったときには、呪詛の言葉となって我が身に降りかかってきてしまうのです。そしてキツいのは、ほとんどの人は、ナンバーワンはもちろん、オンリーワンで居続けることはできないということです。
うまく戦場を区切ってオンリーワンになれたとしても、そこに価値やニーズがあるとわかれば新規参入が起こってオンリーワンではくなりますし、その戦場が魅力的であればあるほど新参の人数もレベルも高くなり、自分の影は薄れていきます。そのときに自分の存在自体に価値があると考えている人は、足元が大きくぐらつくのを感じるはずです。
そして、さらに良くないことに、この足元の揺らぎは自分をもっと磨かなきゃ、みたいな清く正しいモチベーションではなく、嫉妬や不満のような黒い感情と結びつくものです。なにしろ、自分の存在価値を上げることは一朝一夕にはできませんから。

存在価値のことは忘れて提供価値に着目しよう

このような黒い感情から距離を置くためにどうすればよいでしょうか。
まず、人のことを気にしない、と言うことは挙げられると思います。ただこれはほとんどの場合は机上の空論でしかないんですよね。人のことを気にしない性格は確かに素晴らしいのですが、そういう人はそもそも人と自分を比較しないので、「ナンバーワン」とか「オンリーワン」みたいな基準に囚われていないはずだからです。
では、人と比較してしまう我々凡人はどうすれば良いかという話ですが、これは自分が今提供している価値に着目するしかないんじゃないかな、と思っています。
世界にどんなにすごい人がたくさんいたとしても、今、この場でこの取り組みをしているのはあなたであって、どこかにいるすごい人ではありませんし、隣に座っている自分より仕事ができる同僚でもありません。なので、現時点で自分が取り組んでいる仕事においては、外野にいるすごい人たちの存在は完全に無価値なわけです。
もちろん、すごい人があなたの業務にアサインされて、あなたが外されるということも起こりうるでしょう。しかし、そのような場合にも、新たにあなたがアサインされた仕事で価値を出すことに注力すればいいのです。あなたの代わりにアサインされたすごい人は、その人がどんなにすごかろうと、新しいあなたの仕事を担当することはできないのですから。

存在価値はいつのまにか上がるもの

ここまでしつこく「あなた自身の価値にこだわるな」と言っておいてなんなのですが、実際に存在価値というものは大切です。
昇進する時に見られるのは、建前はどうであれ「あなたがどういう人であるか」が主であり、転職の際にも同様です。
ただ、自分の上位互換のようなすごい人を見つめて、どうにもならないモヤモヤを抱えてうなだれていたり、嫉妬の炎を燃やすだけではあなたの存在価値は上がりませんが、日々の仕事で価値を提供し続けている人の存在価値は間違いなく上がっていきます。逆にいえば、あなたの前にいるすごい人は、日々あなたより大きな価値を提供していたからこそ、今、すごい人としてあなたの前にいるわけです。

残念ながら、僕を含む多くの人は、ナンバーワンはもちろん、オンリーワンになることもできないでしょう。でも、そんなこと別にいいじゃない。彼らは彼ら、僕は僕。素直に尊敬しつつ、自分の持ち場でがんばっていきましょう。
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今日の1人AC用のエントリーとしてマネージメント系のやつを一本予約投稿していたのですが、それを一日繰り延べてHuubleさんが主催してくださった法務の交流会について思いつくままに感想を書くことにしました。

外に出て、人と話さないと得られないものはやっぱりある

ここしばらくずっと夜の予定は入れないようにしていたので、他社の法務の方とお話しする機会もかなり限られていたのですが、やっぱり人と直接会って話さないと得られないものがあるな、ということを実感しました。
他方で、これはもっぱら僕のキャパの問題なのですが、一回でしっかり話せるのは2〜3人くらいまでだな、ということも再確認しました。
その意味で、立食パーティーとかでいろんな方と次々とコミュニケーションを重ねられる人はすごいですよね。あれは特殊能力の一種だと思う。

年齢は何の目安にもならない

昔から年齢はほとんど気にしていなかったけれど、自分が中年になり、若くて尊敬できる人とたくさん出会う機会を得たことで、ますますそう感じるようになった。
自分が若手だった頃は、すごい人はみんな歳上だったのだけれど、それは年齢を重ねたからというのが理由ではなくて、単なる年齢構成の問題であって、要は自分より年下の人数が単に少なかったというだけのことだったのこもしれない。もちろん経験による円熟という要素は間違いなくあるのだけれど、それはそれとして、すごい人は、若い頃からちゃんとすごかったのだ。

BLJは偉大だった

法務の交流会といえば、という文脈でBLJの話を複数の方から聞いて、やはりあの雑誌は、法務担当者にとって特別なものだったのだろうな、ということを実感した。
初めてお会いしたのはBLJの読者交流会でしたね、という話が通じなくなる日も近いのだと思うと、少し寂しく感じるとともに、今回のような新しい取り組みがその代わりになっていくのだろうな、とも思った。

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今年は思いつきでAdventCalendarを一人でやってみようと思ったのですが、どうなるんでしょうか。
まだ先だと思っていた12月が、いつの間にか1時間後に迫っています。
がんばれ、自分!

---書いたらこの下にリンクを貼っていくつもり---
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昨日、法務部スベースという名前で世古さんとやっているpodcastで気づいて大興奮したのですが(大興奮している様はこちらからどうぞ)、アレオレには2種類あるみたいなんですよ。みなさん、ご存知でした?

1つ目は、あれ俺詐欺のそれで、もはや説明不要だと思いますが、要は手柄の横取りってやつですね。で、今回存在に気づいたのはもう一つのアレオレで、それは「あれやったの俺たちなんだよね」の略です。

左利きのエレン(ジャンプ+で読める&Netflixにドラマ化された作品があります)の登場人物に「流川俊」がいます。彼はコピーライターを志望していましたが願いは叶わず広告代理店で営業を担当しています。
天才アートディレクターの神谷は、制作したCMがカンヌで受賞したことを、担当営業だった流川に電話で知らせて、それを聞いた流川は「おめでとうございます!」と喜ぶのですが、これを受けた神谷の一言が痺れるのです。
おめでとうじゃねえよ。やったな、って言え
〜Netflix版第4話より

神谷さんは、「このプロジェクトは、俺たちの仕事だ」と言っているんですよね。
これを受けて流川は、自分の仕事に強い誇りを持てるようになります(その直後にどん底に突き落とされるわけですが、まぁそれはそれとして)

こんな具合に、あれは俺たちがやった仕事だと、自分事として語れる人が多いプロジェクトは良いプロジェクトだと思うし、そういう人を作れるかは、マネージャーの腕にかかっているんですよね。
神谷さんのような一言を、伝えるべきタイミングで伝えるべき人に伝えられる、そして、アレオレな人をたくさん生み出す、そんな人に自分もなりたいな、と強く思ったのでした。
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多数の事業会社を抱えるホールディングスとして協働する仕組みを作るのはむずかしいが、個々のメンバーは戦闘力が高いので普通に回すだけなら問題ない、というチームを半年くらい受け持っていたときの振り返り。うまくやれたとは到底言えないけど、多くの学びがあったとは思う。
今見ているチームとは性質が真逆なので、その意味でも気づけたことが多かった。


振り返りの読み返しでこれを見つけたときは、「え、Audibleって再開したの今年だったんだっけ?」と本気で驚いた。そのくらいAudibleは日常に入りこんでいる感覚。
聴き放題サービスとはいえ、話題の本は結構な確率で収録されているので、ランニングする習慣のある方にはAudibleを強くお勧めします。


これ、今はかなり明確になっていて、それは「小規模法務チームのオペレーションのベストプラクティス(守破離の守)を作る」というものです。昔から興味・感心を持っていたことだけれど、言語化したときにあぁ、自分がやりたかったのはこれだったのか、と納得できたのが不思議な感覚だった。
まぁ、数年したらまた別の何かを見つけているのかもしれないけれど。


今はこのときとちょっと考え方が変わっていて、少人数チームでタスク確認ミーティングが機能しない場合、チームとしての機能が破綻している可能性があると思っている。他の人が何をやっているか、どういう状況かに興味がないというのは、結構やばいよね、という意味で。


法務未経験のメンバーの立ち上げを強く意識した1年だったので、こういう系の投稿も多かった。
読み返したときにはすでに記憶から抜け落ちているので、(自分が書いたことだから当たり前だけど)そうだよね、なんて感じで同意しちゃってなんだかおもしろかった。


おぅ、結構良いこと言ってるじゃない、と自画自賛した。惜しむらくは、これも記憶からきれいに抜け落ちていたということ。なんとかならんのか、この揮発性の高さ。


今年始めたことの一つにSpacesはあるなー。
一人喋りもやってみたけど満足感はほとんど得られず、自分は語りたいのではなく、誰かと対話をしたかったのだということを自覚した。
2023年も対話を楽しんでいこうと思います!


2022年夏に大きな山を超えたこともあり、業務外活動を再開できたのも今年の大きなトピック。仕事100%になると充実感は得られるけど、どんどんすり減っていくんだよね。
この「数週間前に聞いた」というのも互助会の突発イベントで、忙しがっていたら触れることができなかったものなので、ゆとりは重要だよねということを実感しています。


その閉塞感はキャリアの行き詰まりからくるものではなく、自分の能力の伸びの停滞からくるものでは、という指摘は、残酷だけど向き合う必要があるものだよね。
たった4ヶ月前のことなのにこれも忘れてたw


名言オブジイヤー2022はこちらでした。

といったところで、2022年は大変お世話になりました。
2023年も引き続きよろしくお願いいたします!


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Audibleとの最初の出会いは、チケット制(月に1冊相当のチケットをもらえる月額制)だったころ、英語学習用に洋書を流し聞きするために登録したことだったんだけど、このときは通勤時間を聞く時間に充てていたのでいまいち集中できず、コスパの悪さも相まって半年くらいで退会してしまった。
その後、聴き放題になったことをきっかけに再開してみたところ、これがランニングのお供として最適だということに気づいた。

良いと思ったポイントはいつくかあって、まずひとつ目はAppleWatchだけで聴けること。ランニングにiPhone本体はもって行きたくないので、AppleWatchアプリがあって、AppleWatchだけでさくっと聴けるのはすごく楽。事前に同期しておかなければならないのは手間ではあるものの、1冊聞き終えるのに数日はかかるので、同期するのは1ヶ月に1回も無いくらいで済むからあまり気にならない。数ヶ月前からAppleWathcアプリのバージョンアップに伴って倍速再生ができなくなり、使い物にならなくなっていたんだけど(1.7倍くらいで聞かないと読み上げが遅すぎるのです)、最近解消された。

次に、ラインナップがかなり充実していること。
Audibleのサイトを見ると分かる通り、話題になったビジネス書がかなりの確立で収録されているし、僕はあまり聞かないんだけど小説も話題作は結構はいっている感触。
あと、ビジネス書は今読む必要性があるわけではないので積みがちなジャンルだと思うんだけど、ランニング起点で読み進められるので、積まずに済むというのも良いポイントだと思う。

そして、ランニングと聞く読書の相性が抜群に良いこと。通勤時間はつい携帯を見たり、仕事のことを考えたりしてしまって意識が別のところに行きがちだけど、ランニング中は外からの刺激が少ないので本から意識が逸れにくいし、ある程度まとまった時間同じ行為を続けるので細切れになりにくい。CMではランニング以外に家事をしながら聞いているシーンも使われているけど、ランニングのような同じ単純作業を長時間するわけではないので、集中するのは結構難しいんじゃないだろうか。

こんな感じで今年いろいろな本を聞いたんだけど、中でも良かったものをいくつかご紹介します。

三体シリーズ
いわずと知れた三体三部作に加えて、公認されたファンブック?の三体Xも聴き放題。めちゃくちゃ長いので、本だと相当気合を入れないと読み始める気になれないんじゃないかと思う。
これを三体を聞いていた期間は、地球外生命体が存在することが当然の事実として自分の中で認識されていたし、今でもそういう感覚はそこそこ残っている。本格SFを読んだことがなかったので、インパクトがより大きかったのかも知れないけど、読了後の感想は「すごいものを読んでしまった」。

起業の天才!―江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
経営者の軌跡を追った本は好きなジャンルの一つなんだけど、そういう好みの問題を超えて抜群におもしろかった。リクルートがつまづきながらも成功して大きくなるサクセスストーリーだけでなく、その後の孤立やリクルート事件を巡る駆け引きも生々しく描かれていて、ドラマがあった。

アナロジー思考
伝わりにくい例え話をすることに定評のある私ですが、例え話が好きな理由を自覚できたのはこちらの本を聞いたから。
事象の抽象化と共通点の抽出を通じて、全然関係なさそうな2つの物事に強い共通性があることを発見したときの快感を共有したいってことなんだけど、なかなかわかってもらえずに悲しい思いをしているので、みんなもこれを聞いて伝わりにくい例え話を好きになってほしい。

ストーリーとしての競争戦略
戦略の競争力を、因果関係の太さと長さで説明してくれる。
↑のアナロジー思考とも通じるなるほどね、感があった。

ランニングしていてAppleWatchもってる方には、Audibleおすすめです!

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1ヶ月前、facebookで衝撃的な投稿を見かけた。
GMOインターネットグループ監査等委員取締役の橘さんが逝去されたとの、奥様による代理投稿。
追って、GMOから、プレスリリースも出された。

僕は、橘さんとそれほど親しくお付き合いをさせていただいていたわけではない。にもかかわらず、一方的に頼れる兄貴分のような信頼感を抱いていた。
飄々としていて、真面目な顔でおもしろいことを言い、教えを請えば快く応じてくださる方だった。
一度、職務発明制度を作るためにお話をお伺いした後、ランチをご一緒させていただいたことがあった。貴重なお話をお伺いさせていただいたこともあるし、そもそもこちらからお声掛けしてお時間を頂いたので、せめてランチ代くらいは持たせてくださいとお伝えしたら、おどけた調子で「こういうものはおとなしく払わせておけ」と訳のわからないことをいわれて結局ごちそうになってしまった。
LTのイベントをやるから何か喋ってくださいとお願いしたら、二つ返事で引き受けてくださり、抜群におもしろいLTをしてくださった。

GMOの開示には、同種の開示では見かけたことのない一言が添えられている。
人間味溢れる優しいお人柄は、共に働く仲間たちの心のよりどころとして前進する力を与えてくれました
という一文が、それだ。

繰り返しになるけど、僕は橘さんとそれほど親しくお付き合いをさせていただいていたわけではない。でも、このIRをみて、僕も、橘さんのような人になりたいって衝動的に思ったんですよ。ほんとうに。衝動的に。

橘さん、ありがとうございました。
あなたは、おもしろくて、かっこよくて、頼れる兄貴でした。
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